マンション政策小委員会とりまとめ案の意見公募 その1「管理計画認定制度」
高知県が管理計画認定制度を開始するにあたり、高知県マンション管理適正化推進計画(案)を作成しました。この計画案に対しての意見聴収が既に始まっており、意見公募期間は令和7年1月6日から令和7年2月5日までとなっています。
高知県の「専用住宅に占めるマンションの割合」は4.2%で、全国平均11.2%より7ポイント低くなっています。ちなみに、四国のほかの3県では、香川県が5.8%、愛媛県が3.8%、徳島県が2.8%で、四国全体が非常に低くなっています。
また高知県下では、マンションに居住する所帯数は10,524所帯で、そのうちの98.3%(10,342所帯)は高知市です。その他では、南国市が62所帯、須崎市が33所帯、四万十市が27所帯、香南市が15所帯、香美市が11所帯、いの町が14所帯で、マンションは高知市内に集中しています。管理計画の認定は、マンション管理適正化推進計画を作成した自治体ごとに行われますので、高知市内のマンションの管理計画の認定は高知市が行いますが、所帯数が少ないその他の市、町では独自のマンション管理適正化推進計画を作成しないため、すべて高知県が認定を行うことになります。 今回の「高知県マンション管理適正化推進計画(案)」では、国が定める「マンション管理適正化指針」等に基づいた管理の適正化の促進を目標として、まずはマンションの管理の状況を把握するために、マンションの管理組合にアンケート調査等を実施し、適正化の推進のために、町村や関係団体等と連携して必要に応じた助言・指導等を、さらに、マンション関係団体等と連携して、マンション管理基礎セミナーや管理組合向けの相談会を開催するとのことです。
マンション関係団体等とは、マンション管理業協会やマンション管理士会だと思われますが、当事務所も高知県のマンションの適正化の推進に少しでも寄与できればと思っています。
現在、高知市で管理計画の認定を受けたマンションは、昨年末に1件増えて3件となりましたが、高知市のマンションは225棟(2021年調査)あることを考えますと、認定数はまだまだ少ないです。今後、全国的に見ても加速して認定マンション数が増えていくものと思われますので、是非、認定に向けて検討、準備してほしいと思います。
認定制度に関してわからない事等がありましたら、当事務所にご連絡いただいて結構です。速やかに対応させていただきます。
高知県マンション管理適正化推進計画(案)