グリーンプロジェクトX ~もったいないに取りつかれた男たち~ 3

掛水真一

掛水真一

テーマ:浄化槽工事と浴室リフォーム

浄化槽工事は順調そのものかというと、ほとんどの現場はそうはいきません。


浄化槽の放流管は既存の雨水系統へ接続する予定でしたが、


惜しいことに1cmほど放流管の方が高い。



グリプロでは勾配は最低基準より多めに取っているので、


調整すればギリギリいけるかもしれんけど引き替えしました。



理由は、既存管がつながっているマスの出口で下がっていることと、

でっかい木のちょうど真下を通っている




「植えたときはこんなこんまかったき、太ったらのけようと思いよった。

それが、気付いたらこんなに太って・・・」


よくある話です(^-^;


「もう、パイプもどうなっちゅうやらわからんき、ついでに替えて」


ってことで浄化槽の放流管とともに放流先までもっていきました





見えないところだから、これで安心!ここには木は植えんろうし(。-∀-)


あとは、便槽をサクサクと取り出して









肝心の流入側の配管を考えます



計画はあくまでも計画。実際には配管を掘り出してみないと何もはじまりません







『計画とは全く違うことになったなー』



どこでどうまがっているかもわからんし、雨の配管、水、湯、


たまにガスや電気まで土の中で、よけたりまたいだり・・・



これをどうやってかわしていかにスムーズに流せるか(・へ・)



でもこういうの考えるのは好き(*´з`)いつも同じじゃつまんない!!



状況をみて、悩みもって配管図を描いても実際やってみると、まだ見えてない問題があったり



それを、配管する職人と知恵を出し合って決めていきます





既存の流しの角度がすごかったので、11度1/4エルボなど使っています


排水管をあぶって曲げると、よほど小さい角度じゃないと、

底にシワがよるので嫌いなんです。


だから特殊な継手はいつも用意しています( ^^) _U





ん?こんなところに掃除口もないトラップ付けて・・・



そう!これこそ、”もったいないおばけ”が出ないための配管( ˘ω˘ )


普通ならトラップ枡を使ってつなぐところを、お風呂をやり替えるついでに


排水管も更新しようと、1週間で撤去するためにこの配管なのです!



さらに、赤いお湯の配管ももういつ漏れてもおかしくないほどの状況なので



これも見えているところは全部引き替えます( `ー´)ノ


なぜか洗面のお湯の配管が、トイレの裏から家の中に入っていたので、


これもよく漏れなかったなーって感じ





真ん中の太いパイプはトイレ用の仕込み

凹の字に曲がっているのは、洗面と洗濯の仮配管


奥に見えるエコキュートから来ている赤いお湯の管は、なぜかトイレの下へ入って行っている不思議な配管。


まあ、トイレも洗面もタイルの下は土なので、どっちでも一緒っちゃ一緒なんやけど・・・



でも、これ放置しといたらおそらく数年で漏れる可能性大!



トイレリフォームでこれ見たときから、


『お風呂やるときお湯は引き直せるとこは全部引き直そーっと』


ってすぐに思ったのであります。




うーん。これでお風呂リフォームした後は


”あ~もったいない”


がなくてグッスリ寝れそう(・´з`・)

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掛水真一
専門家

掛水真一(浄化槽設備士)

高知グリーンプロジェクト株式会社

浄化槽設置工事、下水道接続工事を専門としながら、水道工事、水まわりリフォーム全般に対応。高知の自然環境を守る企業として、一貫して作業に携わる現場重視のスタイルにこだわり、顔の見える技術提供に努めます。

掛水真一プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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