施主さんの希望をかなえるリフォーム
トイレ土間下の配管はトイレを撤去してみなければ正直誰もわかりません。もちろん、トイレを外して確認できなくもないのですが、見積無料ではそこまでする業者はいないでしょう。今回の状況で施主さんの希望通りできないなんてことは経験上ないと思います。一応あれこれ想定して材料屋に置いていないようなものは先に発注して挑みました。
リフォームするのはこのトイレです。
イナックス カスカディーナ 排水芯120mmのトイレです。
後ろに見えているのが排水の流れる部分。壁に近いですよね。
トイレを撤去して緊張の排水管状況の確認です。
「ほう」
配管状況は予想と全く違いましたが、何とかなりそうです。
排水芯を壁から200㎜にします。これで今の新築用トイレが合うようになります。
補修の部分はほぼトイレで隠れるのでタイル補修はなしです。
ここでお昼になったので、追加で頼まれた洗面化粧台と流しの排水管の調達。
お昼からは、洗面化粧台の混合水栓、排水管、止水栓の交換に取り掛かります。
やばいですねこの排水管。取り外そうと持った瞬間に「ボキッ」簡単に折れました。
さらに止水栓を取り外そうと回すと「グニュ~ッ」
水栓の向こうの壁の中で配管がねじれて戻ります。『これは無理』
施主さんに説明して洗面台の背板を開口し止水栓を取り外しました。
これに時間を取られ、流しの水栓交換は明日に回してトイレを仕上げます。
しかしここでまたまた問題発生。
トイレ床の清掃用に水栓を取り付けてもらいたいとのことでしたが、プレアスの止水栓は専用の取り付け口になっていて付かない。
また、作業車内をゴソゴソ。何とか取り付けできました。
翌日、流しの水栓、排水管交換。
風呂のタイルの補修をして完成です。
工事中、施主さんもどんな状況になっているのか知りたいとのことで要所要所説明しながら施工しました。全て納得してくれて、「何でもできるんやね~」と言いつつあれもこれもと。
希望通りになったようで、大変喜んでくれました。
同じ工事の詳細や小ネタをはさんだブログを土佐弁で公開していますので、そちらもどうぞ。
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