夫婦のどちらかが家計管理を担当するかで家計は大きく変わる
家計管理で重要になる銀行口座。結婚すると、夫婦の口座はそれぞれが持っていた口座、そしてふたりで開設した口座と、銀行口座が増えます。
あまり使わない口座もできてきますので、一世帯でいくつぐらい持つといいのだろうか迷われることも多いのではないでしょうか。銀行口座を上手に使い分けるメリットをご紹介します。
複数の銀行口座を整理して使い分けることで家計管理が優秀になる
上手な家計管理には、あまっている銀行口座をキレイに整理し、複数の口座を上手に使い分けることが肝心になってきます。口座管理がルーズな世帯のほとんどは、お金が貯まらない世帯です。
銀行口座を整理すると、いつ、いくら、何を目的として集金・入金が行われたのかお金の流れを確実に把握できるようになります。現在どの口座にお金がいくらあるのか、使える金額はいくらか、残しておきたいお金はいくらなのか、お金の場所と量を把握できます。
このようにお金の流れ、場所、量をしっかり把握していれば、計画的な運用管理も可能になるので、お金を増やすことができるようになるのです。
また、銀行・口座選びと組合せを吟味することで、手数料などの無駄も削減できます。
基本はメイン口座と貯蓄用口座の2つからスタート
給与の入金や日々の生活費を引き出すための「メイン口座」と、お金を貯めておく「貯蓄用口座」の2つが基本と考えましょう。
専門家のあいだでも、口座は「2つで十分」「最低でも3つ必要」など意見が分かれるのですが、貯金が苦手なタイプの世帯は、まずは最もシンプルなパターンであるこの2つにするといいと思います。一番わかりやすく管理しやすい方法なのです。
給与が振り込まれるメイン口座から、貯蓄用口座に貯金額を振り替えましょう。生活費の出金やその他の引き落としもこのメイン口座にまとめます。こうすることでお金の流れが一目瞭然になります。
3つ目の口座は定期貯金用OR引き落し用に。それ以上は目的別の口座に
メイン口座と貯蓄用口座でお金の流れがわかるようになり、ある程度貯金ができれば、一定の金額をプールしておくために、金利の高い定期預金に入れて利息を得るようにします。
また、クレジットカードやローン返済、公共料金の引き落としが複数ある場合は、引き落とし専用の口座にまとめると便利です。給与が振り込まれたら、貯金用と引き落し予定のお金を各口座に振り替えます。
定期預金以外にも、車・車検・パソコン・旅行・保険の一括払いなど将来使う予定があるお金を目的別に積み立てていくようにするといいでしょう。
このように銀行口座を上手に使い分けると、賢く家計管理や貯金が実現できるようになります。
➢ 新婚の家計管理は、ルール取り決めからスタート