家計管理における口座を使い分けることのメリット
収入と支出を把握し、無駄を分析してお金を管理するためには、家計簿をつけることが基本になります。
家計簿をつけ始める時には内訳の項目決めをします。一般的な項目種別はありますが、人それぞれ管理しやすいやり方や長続きしやすいやり方は異なります。「お金を貯める」という目的を果たすために、自分のスタイルにあった項目設定を行いましょう。
家計簿の初心者にはざっくりした項目から始めることがおすすめ
家計簿初心者の場合、支出を項目別に記録する際にどの分類に入れるのか分け方に悩んでしまい、挫折してしまう場合があります。
家計簿をつけることではなく、家計全体のお金の流れを知ることが大切ですので、項目は簡単にシンプルにしましょう。自分が記録して振り返り、分析しやすい項目に設定することが大事です。これまで挫折を繰り返した人や初心者には、ざっくりした項目分けがおすすめです。
「食費と日用品」という項目、住宅ローンや家賃、車のローンや保険等の「固定費」という項目、そしてそれ以外の「雑費もしくは必要経費」(光熱費、通信費、医療費、美容代など)という3つの項目から始めると、分け方に悩むこともないでしょう。大まかすぎて無駄の分析がしにくいのですが、お金の流れを知ることができるようになります。
細かくきっちりした項目内訳にすると家計分析が行いやすくなる
ざっくりした項目で始めて経験を積めば、もう少し細かく分析したいと思うようになります。その場合は、項目を増やしていきましょう。
また、もともと数字に強く細かな家計分析を行いたいタイプなら、家計簿の項目内訳を細かく記していく、きっちりした項目設定を行います。
食費、日用品、住宅費、通信費、光熱費、レジャー費、交通費、医療費、交際費、保険、税金、衣服費など細かく記録していきます。そうすると、今月は通信費が多かったとか、光熱費にお金がかかったのはどうしてかと考えて分析することが可能になります。
その結果、次の月で調整を行ったり、節約を心がけることで貯金がスムーズにできるようになります。
消費・浪費・投資の3つの項目に設定する家計管理の方法もある
家族構成や収入にもよるのですが、理想的な配分は消費70%、浪費25%、投資5%というバランスで考えます。
生活する上で必要な支出の食費、家賃、水道光熱費、通信費、医療費など一般的な支出は消費に含みますが、例えば同じ食費でも外食は浪費に分類します。ほかには、仕事に役立つ資格取得のために必要な支出は投資、趣味に使った支出は浪費というように分けます。
投資・消費・浪費の定義は世帯によってそれぞれなので決まった項目はありません。
ご家庭のスタイルや管理されている人がやりやすい項目を設定しましょう。
➢ 夫婦のどちらかが家計管理を担当するかで家計は大きく変わる