家計をやりくりできない人の特徴と対処法
共働きは収入が2人分ありますので、一人暮らしに比べるとやり繰りには余裕があるのが一般的です。ですが、お財布を別々にしているとお互いが好きなようにお金を使ってしまい、家計全体がわかりづらくなります。
すると、必要以上に支出が膨らんでしまうケースがあるので、お金を貯めたいなら家計のお財布を一緒にすることをおすすめしています。
共働き夫婦の理想的な家計バランスとは
共働き夫婦の場合の理想的な家計費の割合は住居費25%、食費15%、水道光熱費5%、通信費6%、保険料4%、趣味娯楽費3%、被服費3%、交際費2%、日用雑費2%、小遣い12%、その他3%、貯蓄20%です。
2人合わせて手取りが40万円の場合、住居費は10万円以内に、食費は6万円以内に抑えましょう。小遣いはふたり合わせて4万8000円以内です。毎月8万円を貯金にまわすのが理想です。
食費は、外食を減らすなど、上手くやりくりができればおさえることができる部分でもありますので、4万円前後におさえて貯蓄額を増やすことも可能です。
「収入-支出=貯蓄」ではなく「収入-貯蓄=支出」の公式を
お互いの給料をひとつの口座にまとめて、住居費や水道光熱費など毎月掛かる固定費を引き落とすようにしておき、お小遣いや必要な分を毎月決めて引き出すというスタイルは、お互いの収入や支出を一括で管理することができるので便利ですが、「収入-支出=貯蓄」というお金の流れを続けている限り、お金を貯めることは難しいでしょう。
○年後までに家を購入する、子どもは3人欲しいなど家族計画を立てて、貯蓄の目標や目的をきちんと夫婦で共有して、その目標に向けて貯蓄をしていきましょう。
夫婦の収入と月々に必要な支出額をきちんと整理したうえで、お給料などが入れば、光熱費や家賃など各支払いをするための口座に必要な金額を入金、そして貯蓄口座にも入金します。
前述の「収入-支出=貯蓄」ではなく、「収入-貯蓄=支出」がお金のたまる公式です。これを覚えておいてくださいね。
財布を別々にしていると気づいたときに貯金がほとんどないケースも
共働き夫婦の財布は別々で、住居費や水道費など共同生活に必要なお金を出し合い、それ以外は全部お小遣いにしているケースは要注意です。
お互いに好きなことに好きなだけ使ってしまい、気づいたら貯金がほとんどなかったという事態に陥ることがあります。
もし、パートナーが病気やケガをしたら治療費を払わなければなりませんし、仕事を休んで給料がストップしたら生活費のすべてを1人で負担しなくてはいけなくなります。
万が一の状況に備えてしっかり貯蓄や保険に加入しておくことが大切です。しかし、家計に無理をするのではなく、ふたりのライフプランにあった保険に加入しておくことが安心につながります。
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