火災保険が満期で高くなったら、まず確認したい3つのこと

西山隆詞

西山隆詞

テーマ:火災保険について


「火災保険の更新案内が届いたんですが、保険料がかなり上がっていて……。どうにかなりませんか?」

最近、このようなご相談が本当に増えています。特に10年契約など、長期で加入していた火災保険が満期を迎える方は、更新後の保険料を見て驚かれることも多いです。

自然災害の増加やインフレによる修理費用の上昇などを背景に、各社で保険料の改定が続いています。特に築年数が経っているお家では、以前より保険料が大きく上がっている印象です。

では、保険料が高くなって困ったときに、どこを確認すればいいのでしょうか。私が更新時に見ていただきたいのは、大きく3つです。

1.建物の保険金額は適正か

現在の火災保険では、建物をもう一度建て直すために必要な金額、いわゆる「再調達価額」を基準に保険金額を設定するのが一般的です。

たとえば30年前に2,000万円で建てたお家でも、今同じようなお家を建てようとすると、2,500万円~3,000万円かかるという評価になることもあります。

※評価方法や評価額は保険会社によって異なります。

そのため、お客様の更新時のご案内を確認してみると、「今までと同じ条件で見積もりしてもらったと思っていたのに、建物の保険金額が上がっていた」ということがよくあります。

ここは意外と気づきにくいところです。もちろん、全焼した場合に同じお家を建て直したいのであれば、それに見合った保険金額が必要です。

一方で、「子どもも独立したので、もし建て直すなら今より小さいお家でいい」という考え方もあります。

商品によって設定できる範囲は違いますが、ご希望に合わせて保険金額を調整できる場合もあります。

更新時には、今のお家の評価額だけでなく、自分たちが本当に必要とする金額かどうかも確認してみてください。

2.水災補償は必要か

保険料に比較的大きく影響するのが、水災補償です。大雨による床上浸水や土砂崩れなどを補償するものですが、お住まいの場所によってリスクは大きく違います。

ハザードマップを確認して、水災リスクがかなり低い場所であれば、補償を外すことで保険料を抑えられる場合があります。

ただし、最近の自然災害を見ると、「安くなるから外してしまおう」と簡単に決めるのも悩ましいところです。

保険料が大きく変わる部分ですので、自宅の立地や周辺環境も含めて、残すか外すかを考えてみてください。

3.家財の補償は付いているか

もう一つ、私が個人的に確認していただきたいのが家財です。火災保険というと建物ばかりに目がいきますが、家の中には家具、家電、衣類など、たくさんの家財があります。

特に地震では、「建物は大きな被害がなかったけれど、家の中の家財が被害を受けた」ということもあります。

建物の保険金額を少し調整して、その分を家財の補償に回すなど、全体の保険料を見ながら考える方法もあります。

建物だけでなく、家財まで含めて今の暮らしに合った補償になっているか、更新時に一度確認してみてください。

保険料を下げるのは簡単です

火災保険の保険料を下げるだけであれば、それほど難しくありません。保険金額を下げたり、補償を外したりすれば、その分保険料は安くなります。

ただ、補償を減らせば当然、いざというときに受け取れる保険金や対象になる事故も減ってしまいます。

保険料を安くすることだけを考えるのではなく、自分にとって必要な補償は何なのかを考えることが大切です。

特に長期契約が満期になる方は、加入した頃とは家族構成や暮らし方も変わっています。

保険料が上がったときこそ、「今のわが家には、どこまでの補償が必要なのか」を一度見直すいいタイミングです。

更新案内が届いたら、保険料だけでなく補償内容も一緒に確認してみてくださいね。

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西山隆詞
専門家

西山隆詞(ファイナンシャルプランナー)

ファイナンシャルアライアンス株式会社 高知支店

高知駅北口の総合保険代理店はベテラン揃い。保険が全く分からない方でも納得の見直しができるよう丁寧にアドバイス。解決策は保険会社30社以上のいいとこどりプランにて。子育て世代の保険選びは特に強み。

西山隆詞プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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