生命保険の見直しは、「いくら」と「いつまで」をセットで考えよう

西山隆詞

西山隆詞

テーマ:生命保険について


生命保険の見直しのご相談を受けていると、「どれくらいの保障があればいいですか?」という質問をよくいただきます。

もちろん”いくらの保障をつけるか”は大切ですが、実はそれと同じくらい大切なのが、”その保障がいつまで続くのか”という視点なんです。


保障内容だけでなく、”保険期間”も確認を

たとえば、医療保険やがん保険のように、基本的に一生涯あった方が安心な保障は「終身タイプ」を選んでおくのが望ましいと考えています。

医療もどんどん変わるため、更新型という考え方もありますが、新しい保障を追加する場合は健康状態の告知が必要です。健康状態によっては、切り替えができない可能性もあります。

さらに、その時点の年齢で保険料が計算されるため、どうしても保険料が高くなってしまいます。結果として、いざ必要になったときに保障を下げざるを得なくなり、困ってしまう方も少なくありません。


必要な期間を決めて設計する安心感

一方で、大きな死亡保障(教育費や住宅費の準備など)は、必要な期間をあらかじめ決めて設計することがポイントです。

たとえばお子さんの教育費なら、大学卒業の22歳を目安に、そこから少しだけ長めに設定しておくと安心です。最近は就職が遅れたり、留学をするケースもありますからね。

また、保険期間を決めるときには「何歳まで更新できるか」も確認しておきたいところです。実際に、60歳までしか更新できない保険に加入していた方が、満期を迎える直前に大病を患い、「あと少し保障を続けたかったのに…」と悔やまれることになってしまいました。


「いくら」も大事。でも「いつまで」も同じくらい大事

保障の金額に注目が集まりがちですが、「いくらの保障があるか」と同じように、「その保障がいつまで続くか」をセットで考えることが大切です。

せっかく見直すなら、「今の保障がこの先どう続いていくか」も一緒に考えてみるといいと思います。

「いくら」と「いつまで」はセットです。保険を検討する際はぜひ覚えておいてくださいね。

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西山隆詞
専門家

西山隆詞(ファイナンシャルプランナー)

ファイナンシャルアライアンス株式会社 高知支店

高知駅北口の総合保険代理店はベテラン揃い。保険が全く分からない方でも納得の見直しができるよう丁寧にアドバイス。解決策は保険会社30社以上のいいとこどりプランにて。子育て世代の保険選びは特に強み。

西山隆詞プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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