加入した保険会社が分からない時の「確認方法」7選(2025年7月リライト版)

「生命保険にいくつも加入していて見直したいんだけど、どれからやめたらいいのかわからない」——そんなご相談、実は意外と多いんです。
昔、知り合いに勧められて入った保険。職場の共済。ネットで気軽に加入した医療保険。住宅ローンの団信。気づけばいくつも契約していて、「安心のため」と思っていたものが、いまでは整理しきれない状態になっている方も少なくありません。
実際に内容を確認してみると、「死亡保障は過剰に手厚く、医療や介護保障は思ったより少なかった」「ケガの補償ばかり手厚く、病気の補償が少なかった」「積み立てタイプだと思っていたのに、ほとんどは掛け捨てだった」といったケースも多く見られます。
生命保険整理の3つのポイント
保険の見直しをするときは、いきなり「どれをやめるか」ではなく、まずは「今どんな補償に入っていて」「どんな備えが必要か」を整理するところから始めてみましょう。
① 今の保険を見える化する
── いま入っている保険を一つひとつ書き出してみましょう。
「いくらの補償が」「いつまで」続くのかを一覧にしてみると、似た内容が重なっていたり、思っていたより短期間の保障だったり、いろんな気づきがあります。特に「いつまで」続くのかは忘れられがちなので、必ずチェックしましょう。
② 今の暮らし方に合わせて“必要な保障”を考える
── 保険は、家族構成や今の暮らし方によって必要な金額が変わります。
たとえば、子どもが独立すれば死亡保障は減らしてもいいかもしれませんし、老後の医療・介護の保障を少し手厚くしておきたい時期もあります。「どのリスクに」「どのくらい」備えるのか、今の生活に合わせて考えてみましょう。
③ 無理に減らすより、“より良く整える”発想を
── 見直しは“やめる”ことではなく、“整える”こと。
もし今より内容や保険料のバランスが良い商品があれば、切り替えを検討してみるのも一つの方法です。ただし、保険は一度解約してしまうと元に戻せません。慎重に、プロと一緒に一つひとつ確認しながら進めるのが安心です。
“やめる”ではなく“整える”という発想を
保険は「多いほど安心」ではなく、「ちょうどいい=安心」です。見直しは“やめる作業”ではなく、“整える作業”。整理をすることで、無駄な保険料が減るだけでなく、気持ちや家計もすっきりします。
保険料は、月々はわずかな差でも、毎月の引き落としが続くことで、知らないうちに大きな金額の差になります。大切なお金だからこそ、本当に必要なものに、必要な分だけ使っていきたいですね。
いろいろ書きましたが、たくさん加入している方ほど、一人で整理するのはなかなか難しいものです。
信頼できるプロが近くにいれば、一人で悩まず相談してみましょう。もしFA高知でよければ、お手伝いさせていただきます。
あなたの保険見直しのきっかけになれば嬉しいです。
ではまた、次のコラムでお会いしましょう。



