これだけは理解しておきたい!株価が右肩上がりになるしくみ

「生命保険って、万が一のために入るもの」そう思っている方は多いと思います。
実際その通りで、病気や事故など、何かあったときに困らないように備えるのが生命保険の役割です。
でも実は、その”何かあったとき”には、老後の生活も含まれるんですね。
今はもう、「老後は自分で備えなきゃ大変になる」というのは、あえて言わなくても誰もが理解している時代です。
NISAやiDeCoといった制度も整い、「保障は掛け捨て、貯蓄はNISAやiDeCoで」──そんな考え方が、今では当たり前のように広がってきています。
実は私自身も、家族に必要な保障は掛け捨てをメインに準備しています。合理的でシンプル。私も基本的にはこの考え方に共感しています。
でも、ここで、今回お伝えしたいことがあります。
NISAにiDeCo、実際には活用できていない人が多いのが現状です
新NISAが始まってからの1年で、2024年12月時点の口座開設数は約2,560万件にまで伸びました。これは、18歳以上の日本人のおよそ5人に1人が口座を持っている計算になります。
ところが、日本証券業協会の調査によると、実際に運用を始めている人はそのうちの約半数程度にとどまります。多くの方が「口座はあるけれど、まだ運用は始められていない」状態のままなのが現実です。
つまり、NISAの口座を作り、実際に運用まで踏み出せている人は、まだごく一部なんですね。
iDeCoについても、「興味はあるけれどまだ始めていない」「制度が難しそうで止まっている」といった声を、ご相談の中でもよく耳にします。
「保障は掛け捨て、貯蓄はNISAやiDeCoで」という前提があったとしても、それが実行に移されていなければ、将来への備えは“あるように見えて、実際には備えられていない”のと同じです。
「分けて考える」のが正解、とは限らない
「生命保険と貯蓄は分けて考えるべき」この考え方が主流になってきた今だからこそ、私はあえてもう一つの視点を伝えたいと思っています。
もし「貯めるのが苦手」「自分で続けられるか不安」という気持ちがあるなら、生命保険の中に“自動的に残せる仕組み”を取り入れるのも、現実的で納得のいく選択肢になるはずです。
最近では、円建て・ドル建て・変額タイプなど、自分の価値観に合った積立型の保険が選べるようになってきています。
保障と老後資金の準備を一緒にしておく安心感──それが、いま改めて見直されつつあるのも事実なんですね。
大事なのは、「ちゃんと続けられるかどうか」
結局のところ、掛け捨てか貯蓄型か──という話ではなく、「自分にとって続けられるか」「ちゃんと備えられているか」が一番大事だと私は思います。
「貯めるつもりだったけど、気づいたら何も始めていなかった」
そんな不安を感じる方こそ、一度見直してみてください。
保障も、将来のお金も、どちらも大切な備えです。
納得して選ぶ保険や、これからのライフプランを、一緒に考えていきましょう。



