医療保険、更新型と終身型どっちがいい?

西山隆詞

西山隆詞

テーマ:生命保険について


「医療保険って更新型と終身型があるけど、どっちを選べばいいの?」

お客さまからよくいただく質問です。実はこの問いに、はっきりとした“正解”はありません。更新型にも終身型にも、それぞれのメリットとデメリットがあるからです。だからこそ、保険の営業の間でもよく議論になるテーマなんです。

ここでは、それぞれの特徴を簡単に整理してお伝えします。

更新型の特徴

・加入時の保険料が安いのが最大のメリット。「月々の負担を抑えたい」「他の出費が多くて…」という方には始めやすい選択肢です。保険料が安い分、手厚い保障をつけることもできます。

ただし、更新のたびに年齢に応じて保険料が見直されるため、将来的には保険料が上がっていくのが一般的。特に50代以降は上がり幅も大きくなります。

営業の中には「医療保険はどんどん新しい商品が出るから、更新のたびに見直せばいい!」という考え方をする人もいます。

終身型の特徴

加入時の保険料は更新型より少し高めになることが多いですが、その後ずっと保険料が変わらないという安心感があります。また、保障は一生涯続くため、途中で保障が切れる心配もありません。

保険料の払い込みを60歳や65歳で終える設定もできるため、老後の医療保険料がゼロという形も可能です。

こちらの考え方は、「医療保険は自分のためのもの。一生涯の安心が欲しいなら、終身型を基本にすべき」というスタンス。

年齢が上がってから保険を見直そうと思っても、健康状態によっては入り直せないリスクもあるため、若いうちにしっかり備えておこう、という考え方です。

西山の考えは?

私自身は、終身型をおすすめしています。実際、自分自身も終身型の医療保険に加入していますし、基本の保障は終身で確保しておくことを提案することが多いです。

特に10〜15年前に加入された終身型の保険は、保険料も割安で内容も充実していることが多く、「そのまま継続して大丈夫ですよ」とアドバイスするケースもよくあります。

まとめ

医療保険に“正解”はありません。ただ、更新型と終身型、それぞれの特徴を知ったうえで、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

次に保険を見直すときは、今の保障内容だけではなく、「更新型と終身型どちらのタイプ?」という視点からチェックしてみてくださいね。

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西山隆詞
専門家

西山隆詞(ファイナンシャルプランナー)

ファイナンシャルアライアンス株式会社 高知支店

高知駅北口の総合保険代理店はベテラン揃い。保険が全く分からない方でも納得の見直しができるよう丁寧にアドバイス。解決策は保険会社30社以上のいいとこどりプランにて。子育て世代の保険選びは特に強み。

西山隆詞プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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