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吉澤光宏プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

お墓の石のサンプル材。その素性をさぐる~続編。

吉澤光宏

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テーマ:お墓の石の選び方

先週11日にコラムを更新してから早8日目。水に浸けたサンプル材はこんなふうになっています。(石の産地・種類についてはここではあえて公表いたしません)


水につかっているのは下側のほんの数センチ。白い石は半分くらいまで色が濃くなっています。黄色矢印のところまで水を吸い上げているということですね。

黒っぽい石も実は水を吸い上げていますが、その度合いは白に比べると少な目。また吸っていても見分けにくい(気にならない)いみたいです。

まあ、これほんのお遊び。タイトルで「素性をさぐる」と大袈裟に書いてしまっていますが、これで何がわかるかと言えば、せいぜい水を吸い上げやすいかそうでないかくらいですね。

これで今度は水からあげてどの程度で水が捌けるかも確かめてみたいですね。

吸水の一点のみで石をはかれるのか

ここで石の吸水について誤解していただきたくないので、ちょっと横道にそれます。

実のところ、私は石が水を吸うことでその良し悪しを語るのはあまり好きではありません。どこかで書いた覚えがありますが、私は国産の石でも外国産の石でも石はみんな水を吸うと理解しています。

なのでその石が水は吸うか否かよりもどの程度水捌けがいいか、あるいはどの程度目立つのか。敢えて言えばそちらの方が気になります。

しかももっと気になること。それはその石が年数を経過した時に妙な劣化をせず、しっかりと形をとどめていられるのかどうかということ。水の吸いあがりは色々な条件の中のほんの一部分です。

お墓に使う石を検討するならば、実際の墓地に行って立っているお墓を見るのが一番。吸水率の数字やこの程度のお遊びでは量りきれない情報が溢れています。石の吸水率を気にし過ぎて「頭でっかち」にならないようにしていただきたいと思います。

なんだか話が元に戻ってきませんね(笑)

実は今日も新しいサンプルを入手しました。けっこう粗目の石です。粗めの石って水の吸いあがりがいいのか悪いのか?

これから仲間入りさせ、もう少し遊んでみることにします。

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吉澤光宏
専門家

吉澤光宏(石職人)

有限会社吉澤石材店

川崎市登戸駅近くで約220年続く老舗石材店の8代目店主。お客さまの想いをじっくり聞いたうえで、プロとしての意見、そして伝統の良さを説明して、納得できるお墓を作る。ブログやフェイスブックでも情報を発信。

吉澤光宏プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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