ドーナツの穴から、色の世界をのぞいてみれば
皆様こんにちは。
マイベストプロ神奈川のパーソナルカラーリストの鈴木香加です。
今週末からまた少し寒くなるようですね。お氣を付けください。
意外と見落としがちな色の基本について、連載させていただいております。
基本というと地味なイメージですが、思った以上のご関心をいただき、誠にありがたく思っています。
今日は、色の伝達速度の話です。
いきなりですが、
色の中で最も早く伝わる色は、何色でしょうか?
以前メンズファッションセミナーをした際にも、こちらのお話しをしたのですが、受講者の一人は真っ先に正解を答えてしまったので、人によっては簡単な問題かもしれませんね。
それは、赤です。
血が出たら、真っ先に発見できますよね。
生命にかかわることから、速く情報が伝わるのです。信号の赤も、伝達スピードの速い色ですね。信号の色を見ると、伝達スピードの違いを覚えやすいかもしれません。
赤の次は、オレンジや黄色といった暖色系の色です。
食べ物が熟して、食べごろであるイメージですね。やはり、生命維持に関係します。
次は、寒色系。青系の色ですね。
こちらも生命にかかわる色ですが、カビ・毒などあまり健康に良くないイメージです。
顔色が悪いことも、青い・青白い言いますね。
最後は、白黒グレーの無彩色(寒色系の一種)。無機質な色なので、他の色に比べて、後回しなのでしょうか?
この色の伝達スピードは、何に関係するかというと、落ち着いているとか積極的とかの色イメージにも関係してきます。色彩の知識でいうと、進出色・後退色の話にも関連します。
また、アクセントカラーは例外として、カジュアル・ビジネス・フォーマルの順に使用する色でもあります。お氣づきになりましたでしょうか?
ベーシックカラーも、紺やグレー(寒色系)をメインにするとビジネスライクになりますし、ベージュやブラウン(暖色系)だとカジュアルダウンするのが基本です。
またファッションは大きな面積を使いますから、目立ちやすいですよね。なりたいイメージを作りやすいと言えます。ちなみに次は、ヘアスタイルです。額を出すか前髪を作るかで、ビジネスっぽくすっきりした感じか、カジュアルっぽく幼めな感じですし、ヘアカラーも影響しますよね。メイクは、対面の場合は重視されますが、メイクでなく顔の表情のほうが重要であったりします。ナチュラルメイクをベースに、表情を付けていく・・・例えば、今日はかわいらしい目にしたいときは中央重心に丸い目をメイクしたり、クールにしたいときは、目じり重心に切れ長にメイクしたり、メイク法でいくらでも変化を付けることができます。
人の印象は、状況によっていくつかパターンを持っているものですから、カスタマイズしたほうが自分の氣分も変わります。ビジネスだからきりっとした感じ・プライベートだから、もう少しソフトな感じ、というようにです。
ちなみに、メイクは、肌の上にのせるという特質上、先の伝達スピードの順は変わります。念のため。
なにかお役に立った情報はありましたでしょうか?
ご参考になれば、うれしく思います。
トライカラーズでは、カラーレッスンのメニューの範疇です。もっと勉強してみたい方は、是非お気軽にご連絡ください。皆様のご予約・お問い合わせをお待ちしています。
ありがとうございます。