ファッションにおける無難って、何の難がないことなの?

鈴木香加

鈴木香加

テーマ:コーディネート術

こんにちは、鈴木香加です。
夏日らしい日も出てきて、ファッションもまた少し季節に合わせて動いてきました。

サロンでお客様とファッションの傾向について話していると、いつも「無難」なファッションをしている、という言葉を耳にしたりします。確かに、街を見ると、黒や白を着ている方を見かけると、「無難」を心がけているのだなぁと感じることがあります。

「無難」とは、どんな難を想定してのファッションでしょう?
色的に目立ちたくない、
似合う色でないことを指摘されたくない
でしょうか?

色的に目立ちたくない点については、確かに無彩色は、色のなかでも伝達スピードが速くないので目立ちにくいです。

似合う色については、黒はパーソナルカラー冬タイプの色なので、似合う似合わないがあります。基本的に、無彩色はいわゆるブルべの色です。似合っていないこともあり得ます。

ですが、色的な問題以前に、こんなスタイルをしていることも・・・。

1,白の下に着ているものが透けている。
2,白の袖口や、襟など、汚れている。
3,白が変色している。
4,汗染み
5,黒なのに、ほこりなどで白っぽい。
6,生地がよれよれ。
7,パンツの裾上げをしないで、足首で生地がたまっている。
8,リュックが中身の重さで、下のほうが膨らんでいる。おなかやお尻が下がっているように見える。

など、ほんのちょっと通勤時に見ただけでも、男女ともいらっしゃいます。
おしゃれ意識のある「無難」の方には少ないかと思いますが、身だしなみも大事ですので、項目に当てはまった方は、お気を付けください。

「無難」という言葉は、それ自体引き算な言葉ですので、これこれをクリアしたら実現できるものではありません。
ですが、「~するに越したことはない」とか、多数の共通項を見出して実現するなどで実現していく形になると思います。その姿は、あまり自分がないように見えて、まわりの友人に「たまには色物を着たら?」とアドバイスされたりするのです。

自分のカラーが、仮に無難な色と言われている色であっても、「その服、素敵ね」と言われるくらいの、自分らしい芯を持ちたいものです。

たしかに色物は楽しいですが、無難な色を極めるのも面白いかもしれません。
いろいろとお試しください。

ありがとうございます。

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鈴木香加
専門家

鈴木香加(カラーコーディネーター)

トライカラーズ

パーソナルカラー及びそれを基礎としたファッション、メイク、フレグランスを通して「私らしいスタイル」を提案。特にメイクに精通しており、カラーとテクニックと商品知識を合わせ明日から変われるメイク術を実現。

鈴木香加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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