「話を聞いていない」と言われる(スタッフ)
夏の高校野球・神奈川大会が各地で開催されています。
熱い日差しが照りつける中、各球場は盛り上がりを見せています。
決勝戦が行われる横浜スタジアムからの熱戦の様子が
ここ横浜心理ケアセンターにも時折聞こえてきます。
会場のアナウンスでバッターの選手名が告げられると
その学校独自の応援演奏と大勢の声援が選手に送られます。
ワーっと歓声が上がったりすると「ヒット打ったかな?がんばれ!」と
陰ながら応援してしまいます。
先日、息子の高校も予選試合が行われまして
高校最後の年、友達の夢の応援に駆けつけたいと懇願されたので
学校のサボりを許可し送り出しました。(笑)
高校球児が甲子園を目指し熱い戦いを繰り広げる大会。
プロ野球チームでのプレーを夢見て
幼い頃から野球に親しみ没頭し
時間を惜しまずひたすら練習して
身につけてきたもの全てをぶつけていく晴れ舞台。
青春の全てをかけてきた同い年の勇姿を
自分の目で見て一体感を感じてみたいと思ったのでしょう。
息子は高校生になり、今まで全く興味のなかった野球観戦に興味を示し
お気に入りチームの選手情報をいつの間にか丸暗記しているほど。
試合の一部始終、目をこらして観戦しては一喜一憂し
もはやファンを通り越してマニア化している今日この頃。
そういえば一時期、大学もチームの本拠地に進学したいと
強く希望した時もありました…。
『夢中』
まさしくこの言葉がピッタリとはまる感じです。
この日の試合は逆転勝利まであと一歩というところで
惜しくも予選敗退となってしまったのですが、
「この日のことは一生忘れられない。感動で涙ぐんでしまった。
みんなの思いがひとつになって一丸となって応援できた。
僕らの夢や希望をのせて叶えてくれそうな気がした。」
と息子はその日の夜話してくれました。
普段親には「構うな、話しかけるな、近寄るな」と
反抗態度を決め込んでいる息子ですが
かけがえのない青春の1ページになったことを
母の私に素直に伝えてくれたことが嬉しくて。
チームのみんな本当にお疲れ様、よくがんばったね。
我が家の親子関係の潤滑油にまでなってくれて
感謝しきれないほどの思いを抱いて1日を終えたのでした。
文:スタッフroko
代表:椎名 あつ子