名もなき家事(スタッフ)
そろそろ夏休みも終わり頃になりました。
実は夏休みが終わって
2学期になったタイミングは
不登校が増えやすい時期です。
子どもがある日
学校へ行きたがらなくなった時、
たいていの親御さんは
驚きます。
そして焦ります。
それは当然のことだと思います。
昨日まで学校へ行っていたのに・・・。
「なんで行きたくないのか?」と
子どもに聞いても
何も答えてくれない。
どうしたらいいのかわからない。
人によっては、
「いいから学校へ行きなさい!」と怒ったりも
するかもしれません。
その時、親御さんの心の中では
パニック状態なのだと思います。
「なぜ自分の子どもが?」とも
思うかもしれませんね。
それはとても自然なことのように思います。
学校に行くのが当然だろうと思う気持ちや、
怒ってしまう気持ちも、よくわかります。
けれど、不登校は
子どものSOSであることを
忘れないでください。
お子さんが「学校に行きたくない」と
渋りだした時、
どうしたらよいのか?と
悩む親御さんが多いと思います。
どうすればよいのか、ということは
簡単には言えません。
それは、「学校に行かない」という状況でも、
お子さん一人ひとりは
違う状況で、違う理由で、
違う環境で、違う性格で、
違うお子さんなので
どう対応したらよいのかは
人によって違うのです。
ですから、まず、ここ最近のお子さんの様子を
よく思い起こしてみてください。
何か変わった様子は
ありませんでしたか?
元気がなかったり
反対に妙にはしゃいでいたり
しませんでしたか?
今までと遊んでいる友達が
変ったりしていませんか?
お子さんの性格はどんな性格でしょうか。
嫌な事があった時に
親御さんや兄弟や友人や先生に
話せるような子でしょうか。
それともうまく言えずに抱え込むタイプでしょうか。
また、お子さんのことだけではなく、
家庭内で何か
変ったことやトラブルは
ありませんでしたか?
家族間がギスギスしていたり
親御さんが忙しくなって
お子さんにあまりかまえなくなったり
親御さんがケンカをしていたり
転居などで環境が変化したり
そういった家庭内のことでも
お子さんが不登校になる場合もあります。
お子さんは、親御さんたちの子どもですが、
1人の人格を持った人間です。
親御さんたちとは
性格も価値観も全く同じわけではありません。
「自分だったら学校に行かないなんてありえない」
「自分だったらこうする」
そう思っても、ぐっとこらえて、
“お子さんにとって”はどうなのかを考えてみてください。
また、親御さんが“待つ”ことも大切です。
少し時間が必要な場合も多いのです。
時間が経つにつれ、
少しエネルギーが出て来て
話せるようになったりもするかもしれません。
けれど、いつまで待てばいいのかわからずに
待つことは
とても難しいことですよね。
そんな時は
専門家に相談してみてください。
お子さんのことを話してみると、
客観的にどうなのか見ることができたり、
これまでの経験から、こうかもしれない、
こうしてみたらどうかと
お話できることもあります。
親御さんが落ち着いてお子さんと向き合うために
まず相談を受けるのも
一つの選択肢ですよ。
お子さん自身が相談に来られれば
お子さんの心のケアもできますし、
保護者の方をサポートすることもできます。
お子さんの不登校でお悩みでしたら、
どうぞ一度ご相談にいらしてください。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子