感情を言葉にする(スタッフ)
私が高校生の頃、
成績をつける際の判断基準に
「キラキラ度」というのを
あげている先生がいました。
そのキラキラ度というのは、
授業にどれだけ積極的に参加しているか、
ということだったと思います。
当時は、「おもしろいなぁ」くらいにしか
思っていなかったのですが、
なんとなくいまだに
「キラキラ度」という言葉が
私の中に残っています。
そのおかげか、
周囲の人の「キラキラ」したところを
見つけるのがわりと好きなのです。
Aさんは、
いつもおだやかでほんわかした雰囲気で
けれどしっかりとした自分を持っているのが
キラキラして素敵。
Bさんは、
一見おおざっぱに適当に見えるけれど
実は相手のことをよく見ていて
適切に対処しているのに
それを鼻にかけることもなく謙虚なのが
キラキラして素敵。
Cさんは、
いつも元気で明るく振る舞って
周りの人まで明るくしてくれる
太陽のような人で
みんなを引っ張っていってくれるのが
キラキラして素敵。
Dさんは、
特別目立つわけではないけれど
静かにみんなを見守っていて
いざという時には
きちんと自分の意見を言って
影ながらそっと支えているところが
キラキラして素敵。
Eさんは、
冷静で客観的で落ち着いているけれど
冷たいわけではなくて
相手のことをいつも気にかけて
思いやりを持って
実はアツい想いを秘めているところが
キラキラして素敵。
Fさんは、
いつも優しくておだやかな笑顔で
ゆったりとおおらかな気持ちで
相手に接していて
まるで自然の中で過ごしているかのような
さわやかな雰囲気を持っているところが
キラキラして素敵。
こんな風に、
いろいろな人の
キラキラしたところを見つけるのは、
まるで宝物を見つけて集めているような
そんな気持ちになります。
反対に、
人の悪いところばかり見てしまう・・・
という人も多いと思います。
私も、疲れていると
よくそうなってしまいます。
悪いところばかり目につく時は、
「あぁ、疲れているのだな」と思って
ゆっくりするようにしています。
そしてまた、キラキラ探しをするのです。
誰にでも長所と短所があります。
短所がない人もいませんし、
長所がない人もいません。
「長所がない」と思っても、
それは長所がないのではなくて、
長所が「見えない」状況なのです。
疲れているから見えないのか、
近すぎるから見えないのか、
遠すぎるから見えないのか、
何かが邪魔していて見えないのか
(例えば嫉妬していたり、
好きだったり嫌いだったり、
先入観を持っていたりなど)、
「見えない」状況が何なのか
見つめてみるのも大事かもしれません。
さて、まずはみなさん、
自分のキラキラしたところを
見つけてみてください。
身近な人に見つけてもらうのも
いいかもしれません。
そして相手のキラキラしたところも
見つけてみてください。
1つでも、3つでも、100個でも!
みんながそうやってキラキラしたところを
見つけるように接していたら、
みんなが笑顔で過ごせるように
なる気がします。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子