家を売る理由は、人の数だけある――4つの典型から、自分の立ち位置を知る
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
10月1日、横浜市役所のアトリウムで開かれた「全国一斉不動産無料相談会」に、相談員として参加してきました。私はファイナンシャルプランナーの立場からのご相談を担当しました。公益社団法人 全日本不動産協会が設立記念日に合わせて全国で開いている、無料の相談会です。
当日の様子は、こちらにまとめています。
https://happyhouse.co.jp/news/soudankai-20261001/
今日は、その様子とは別の角度から。こうした相談会で、よくいただくご質問と、持って行くと話が早くなる書類をお伝えします。この相談会は10月19日まで全国各地で開かれていますので、これから行かれる方の参考になれば幸いです。
※個別のご相談内容には触れません。以下は、相談の場でよくある質問の一般論です。
■ よくいただくご質問 ① 「住宅ローンが残っていても、売れますか?」
売れます。多くの場合、売却代金でローンを返し、抵当権(金融機関の担保)を外して、買主へ引き渡します。
ポイントは、売却代金でローンを返しきれるかどうかです。返しきれない場合(オーバーローン)は、手元の資金で補うか、金融機関と相談しながら進める方法を考えることになります。
まずはローンがあといくら残っているかを知ることが出発点です。
■ よくいただくご質問 ② 「親の名義のままの家でも、売れますか?」
そのままでは売れません。亡くなった方の名義のままでは、売却の手続きを進められないからです。先に相続登記(名義の変更)が必要です。
なお相続登記は、2024年4月から義務化されています。手続きそのものは、司法書士にご相談ください。
意外と多いのが、登記簿を見たら、何代も前の名義のままだったというケースです。相続人が増えていて、話をまとめるのに時間がかかることがあります。売るかどうか決める前に、名義だけは確認しておいてください。
■ よくいただくご質問 ③ 「売ったら、手元にいくら残りますか?」
いちばん大事なご質問です。売った金額が、そのまま手元に残るわけではありません。仲介手数料、登記の費用、場合によっては税金がかかります。
特に税金は、その家をいくらで買ったか(取得費)によって大きく変わります。購入時の書類が残っているかどうかで、結果が違ってくることもあります。
正確な税額は税理士の領域ですが、「何が引かれるのか」の見当をつけておくだけで、その後の判断がずっと楽になります。
■ 持って行くと話が早い書類
相談会は時間が限られています。次のものがあると、話がぐっと具体的になります。すべてそろっていなくても大丈夫です。あるものだけで構いません。
・固定資産税の納税通知書(毎年届くもの)── 物件の概要と評価額の見当がつきます
・登記簿謄本、または権利証(登記識別情報)のコピー ── 名義と権利関係が分かります
・購入時の売買契約書 ── 取得費が分かり、税金の見当がつきます
・住宅ローンの残高が分かるもの(返済予定表など)── 質問①に答えられます
・相続の場合:遺言書や遺産分割協議書があれば、そのコピー
「どこにしまったか分からない」という書類があっても、相談の場で「何を探せばいいか」が分かるだけで前進です。
■ 今日の結論
無料相談会は、売ると決めていなくても行ってよい場所です。むしろ、決める前に行くのがいちばん役に立ちます。
この相談会は10月19日まで、全国各地で開かれています。日程と会場は、全日本不動産協会のページでご確認ください。
https://www.zennichi.or.jp/lp_soudan2026/
また、当社では10月30日(金)14:00〜15:30、サンハートにてセミナー「失敗しない老人ホームの選び方」を開きます。ご家族の住まいの先々を考えている方は、あわせてどうぞ。
お申し込み:https://happyhouse1985.hp.peraichi.com/seminar-r202601030
お電話:045-365-4165(10:00〜16:00・水曜定休)
売却の全体像をまとめて知りたい方は、拙著『不動産売却の教科書 完全版』(Kindle版)もご覧ください。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0HH38WDZ3
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