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今日、9月29日は、「くる(9)ふ(2)く(9)」の語呂合わせで「招き猫の日」。日頃から私たちに福を招いてくれる招き猫に感謝する、特別な日です。今回は、そんな招き猫の伝説が残る、東京・世田谷の豪徳寺をご紹介します。
そもそも「招き猫の日」って？
1995年に、招き猫の愛好家団体「日本招猫倶楽部」によって制定されました。招き猫は、昔から商売繁盛や家内安全のシンボルとして愛されてきた縁起物。招き猫の日には、全国各地で招き猫にまつわるイベントが開催され、その歴史や文化に触れる良い機会となっています。
招き猫発祥の地、豪徳寺とは
招き猫の伝説が残る豪徳寺は、世田谷の閑静な住宅街にあります。境内には、多くの人々が願いを込めて奉納した招き猫たちが、所狭しと並んでいます。
豪徳寺に伝わる招き猫伝説
今から400年ほど昔の江戸時代。彦根藩主の井伊直孝が鷹狩りの帰り道、このお寺の前を通りかかった際、一匹の猫が手招きしているのを見つけました。不思議に思って猫に導かれるまま寺に入ると、直後に雷雨が降り始め、雨宿りができたそうです。この幸運に感動した直孝は、荒れていた寺を復興させました。この出来事をきっかけに、寺に福を招いた猫は「招福猫児（まねきねこ）」として大切にされるようになったといいます。
豪徳寺の招き猫はひと味違う？
豪徳寺の招き猫は、一般的に知られる小判を持った招き猫とは異なり、何も持っていません。これは、「人を招くきっかけは与えても、福そのものは与えない」という考えに基づいています。福を招いた縁をどう活かすかは、すべて自分次第。そんな自立した精神を象徴しているのです。
圧巻！数えきれない招き猫たちの光景
豪徳寺の境内にある招福殿には、訪れた人々が奉納した無数の招き猫が並んでいます。願いが叶った人が、より大きな招き猫を奉納するという習わしがあるため、大小さまざまな猫たちが集まり、その光景はまさに圧巻です。一つひとつの猫に込められた人々の想いを想像するだけでも、また違った感動が湧いてきます。
9月29日の「招き猫の日」をきっかけに、豪徳寺について調べてみたり、実際に訪れてみてはいかがでしょうか。たくさんの招き猫たちに囲まれながら、自分自身の力で福を呼び込む。そんな素敵な体験ができるかもしれません。
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