函館夜景の日
日本耳鼻咽喉科学会が1961年に
「は(8)な(7)」の語呂合せにちなんで制定。
鼻の働き
(1)においを感じる
ハナの中(鼻腔)の最上部に、においを感じる嗅細胞があります。
においがここまでとどいて初めてにおいを感じます。
(2)空気清浄器としての働き
空気中にはウイルス、細菌(バイキン)、花粉、ほこりなど
様々な微粒子が含まれています。
鼻から吸い込まれた空気中の大きなゴミやほこりは鼻毛に、
小さなものは鼻の中の粘膜に付着し鼻汁などと一緒に排出されます。
(3)防御作用
鼻の粘膜に付着したゴミなどは
鼻の粘膜表面にある毛(線毛)によってノドの方へ運ばれます。
またこの粘膜上の粘液は細菌やウイルスなどからの
感染を予防する免疫の役目も果たしています。
(4)空気を暖めたり湿らせたりする働き
鼻から吸い込まれた空気は鼻の中を通る間に暖められ、
さらに粘膜表面の水分で湿気を帯び、ノドや気管支にやさしい空気となります。
従って、鼻の調子が悪くなると、息がしにくくなったり(口呼吸)、ノドが乾燥して痛くなったり、
においを感じなくなったり、イビキをかいたり、鼻汁がでたり、クシャミや咳をしたり、様々な症状を現します。
また、細菌やウイルスを含む低温で乾燥した空気が肺の中に入っていき、風邪をひいたり、気管支炎になりやすくなります。
抜粋:日本耳鼻咽喉科学会香川県地方部会・香川県耳鼻咽喉科医会 香川みみ・はな・のど便利帳