シーリング材の種類③

中村和宏

中村和宏

テーマ:つぶやき



シーリングとは構造物の防水性や気密性、耐久性を保持するために、
継ぎ目や隙間に充填(じゅうてん)する材料の事です。
また、外壁・屋根のひび割れの補修、
部材の端末処理まで非常に広い範囲で使用されています。
このシーリング材にはいくつかの種類があります。

●ウレタン
 耐久性の高く、硬化後はゴム弾力性を持ちます。
 クラック補修や目地の補修に使用されますが、
 紫外線に弱いので露出目地やガラス廻りには使用できません。
 また、充填した状態のままだと、
 劣化やホコリの付着で汚れやすいため、
 塗膜で被せる場合に使用することが多いですが、
 塗装後の汚染が少ないノンブリードタイプのものもあります。
 また、アルコールと反応すると硬化不良が発生するので、
 アルコール類を発散させる材料やシリコン系シーリング材との同時使用は出来ません。
 上に塗料を塗る事が決まっている場合は、
 変成シリコンよりウレタンを選択した方がよい場合があります。

<主な使用場所>
・一般建築物の内外装の目地、サッシ廻りなど(充填後、塗装が必要)
・モルタル、コンクリートの目地およびクラック(ひび割れ)、タイル目地など(充填後、塗装が必要)
・ウレタン防水などの端末シールや下地処理

<メリット>
・耐久性が非常に高い
・上に塗料が濡れる
・変成シリコンに比べると比較的価格は安い
・上に塗装後、汚染がすくない

<デメリット>
・紫外線に弱く露出できない(充填後、塗装が必要)
・充填後、シーリング材が痩せる

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中村和宏
専門家

中村和宏(塗装職人)

株式会社リプラス

相模原に根ざして30年、地域に密着する塗装の専門家。家の構造を見極め、外壁や屋根の素材ごとに適した塗料選びで、長持ちさせる塗装技術に絶対的な自信。お客様に安心と信頼の塗装をお届けします。

中村和宏プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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