梅雨支度
7月7日は、七夕(しちせき)という節句に当たる日なので、
七夕にそうめんを食べる習慣というのが大昔からあるのです。
そうめんが七夕の行事食になった奈良時代は、
宮中で習慣化され、さらに平安時代に入ると
927年に宮中の作法と儀式をまとめた法典が作られた際、
七夕にそうめんを食すという行事が法典に定められました。
当時は、索餅(さくべい)という、
小麦粉と米粉を混ぜて作られた中国伝来の麺料理でした。
現代のそうめんは、索餅(さくべい)が変化したもの。
七夕そうめんの習慣が生まれた理由は、
・天の川や織姫の織り糸に見立てた
・そうめんを天の川のようだとイメージした
・夏の体力消耗に備えた
・小麦の収穫を神様に報告
など複数あるようです。
陰陽五行の五色(ごしき)に由来し、
「青・赤・黄・白・黒」の五色には
厄除けの効果があると考えられていることから、
五色の色付きそうめんを食べるところもあるようです。