寝たきりでも脳は動かせる!認知症の進行を遅らせる「鼻」のトレーニング

「昔はお気に入りのおもちゃを投げると大喜びで走っていったのに、最近は見向きもしない」 「おもちゃをくわえても、すぐにポロッと落として寝床に戻ってしまう」
老犬ホームオレンジライフ湘南の堀内です。
7歳から9歳頃の「シニア期の入り口(プレシニア期)」を迎えたご家族から、このような少し寂しそうなご相談をいただくことがあります。「歳をとって落ち着いたのかな」と思ってしまいがちですが、実はこれ、「今の自分の体力や五感に、これまでの遊び方が合わなくなってきたよ」という愛犬からの大切なサインかもしれません。
若い頃と同じように「走って、追いかけて」という激しい遊びは、プレシニア期のワンちゃんにとって、筋肉や関節への負担が大きくなり、少し「しんどいな」と感じるようになります。また、視力がわずかに低下することで、投げられたおもちゃの距離感が掴みづらくなり、楽しくなくなってしまっているケースもあるのです。
ここで遊びそのものをやめてしまうのは、非常にもったいないことです。プレシニア期に大切なのは、「体力を激しく使う遊び」から「頭や五感を使う穏やかな遊び」へのシフトです。そこで私たちが特におすすめしているのが、犬の優れた嗅覚を活かした「ノーズワーク(おやつ探しゲーム)」です。
おうちでも簡単に始められます。おやつを折りたたんだタオルでくるんだり、紙コップの中に隠したりして、匂いを頼りに探してもらう遊びです。「どこにあるかな?」と一生懸命に考えること、そして見つけた時の達成感は、脳を強力に活性化させます。足腰に負担をかけずにワンちゃんの「やりきった!」という満足感を引き出すことができる、プレシニア期にぴったりの健康的な脳トレ遊びです。
「おもちゃに興味を示さなくなって退屈そう」「これからどんなケアをしていけばいい?」というプレシニア期のご家族も、どうぞ一人で抱え込まずに私たちにお話を聞かせてください。その子の「今」にぴったりな、新しい絆の深め方をアドバイスさせていただきます。


