稲盛和夫氏のフィロソフィ②「原理原則に従う」
こんにちは。代表の太田です。
さて、今回紹介する京セラフィロソフィは「仕事の結果・人生の結果=考え方×熱意×能力」です。
これはおそらく世間で一番有名なフィロソフィの一つだと思います。
社会人になってすぐの頃、このフィロソフィに出会って私が最初に思ったのは、どうして「運」が入っていないのだろうという疑問でした。
でも、運という項目を追加するとかえっておかしな式になってしまうことに気づき、それもそうかと納得したものです。
私は、このフィロソフィの中でも、学生時代に足りていなかったと感じていた「熱意」を大事にして行こうと考えました。
ところで、私見ですが、稲盛和夫氏のフィロソフィはすべて人との関係性の中で意味を持ち、働くものだと思います。
考え方こそが大事だと言う人もいれば、私のように熱意を大事にしようとする人もいて、それぞれが関係性の中で血肉化して行く。
そして、自分自身の成長に従って、フィロソフィの意味は変わって行きます。
そんなフィロソフィの中でも「仕事の結果・人生の結果=考え方×熱意×能力」は、私が長年大事にしてきたものの一つです。
その後、「運命」(ちょっと大袈裟な言葉ですね…)について稲盛氏は中国の故事を引用して善い行いや考えによって変えることができると語っています。
若い頃、私が疑問を抱いたどうして「運」が入っていないのだろう?という問いに答えてくれるお話のような気がします。