稲盛和夫氏のフィロソフィ②「原理原則に従う」
こんにちは。代表の太田です。
シリーズで連載している「稲盛和夫氏のフィロソフィ」の第3弾は、「値決めは経営」です。
私は会社員時代、一貫して総務や人事等の管理部門の業務に従事していたため、「値決め」はいまいち馴染みのないフィロソフィの一つでした。
その重要性は理屈では理解していたものの、立場上実感が湧かないものだったのです。
それどころか、本当にそこまで重要なのかと半信半疑な面さえあったように思います。
しかし、会社を辞め、社労士事務所を開業したとき、初めて自分で自らの仕事に対する価格を決める必要が出てきました。
もちろん自分の裁量で自由に設定することができます…ただ、それほど自信もなかったため、ひとまず相模原地域でもっとも低価格の社労士として仕事を始めました。
しかし、開業から最初の数年間は、関係を持たせていただくお客様は徐々に増えて行ったものの、安定した経営とまではいかない状況を歯がゆく感じていました。
「値決めは経営」の真意は、お客様と自分がともに喜ぶことのできる一点を探すことです。
これまで果たしてそれを実現できていただろうか、ただ価格が安いというだけで易きにながれていなかっただろうか、そう反省しました。
現在は仕事の質を高めることに努めており、ただ安いというだけでなく、成果に見合った価格設定に変更しつつあります。
胸を張って「値決めは経営」と言えるような事務所を、今後とも目指して行きたいと思っています。