【大和市中央林間】 保険の見直しのイロハ Vol 2
最近、マイナス金利という言葉を使った外貨建ての生命保険の契約をよく目にするようになりました。
しかし、これは本当にお得なのでしょうか?
私は、外貨は旅行などで現地において利用する可能性があるなら、利用しそうな金額は外貨預金をお勧めし、資産運用として外貨を保有するなら外貨建MMFの利用をお勧め致します。
それはなぜか?
なぜなら、生命保険というものは一度契約をしたら通常はなかなか解約はしませんし、満期があったとしても10年以上先の期日になっているのが普通です。
その期日が来る前に2~3年で解約したら、解約控除などの手数料が差し引かれてしまいます。
又、10年以上保有していたとしても、資金が必要なときにすぐに円としての通貨を使うことができません。
そもそも外貨で運用する意味は、購入価格(基準価格)より円安の状態で円に戻すことが絶対条件です。
それなら機動的に動かすことができないと困りますよね。難しい言葉で言うと流動性の確保です。
そのような形で行おうとすれば必然的に外貨預金や外貨建MMFの利用の方がいいことになります。
外貨預金や外貨建MMFなら、機動的にいつでも現状の値段より円安に振れれば、すぐに円に戻すことが可能です。
ただし、最近はだいぶ格差がなくなってきましたが、一般的には手数料が外貨預金のほうが高いので、外貨MMFを利用することとなります。外貨建MMFの場合、現地通貨で引き出すことが出来ませんので、あくまで資産運用といったことのみです。
皆さんが外貨預金、外貨建MMF、外貨建の生命保険などどれを利用すべきか迷う場合こそ、私もそうですが、きちんと営業することとアドバイスをすることを分けた相談の出来るファイナンシャル・プランナーをお勧め致します。
金融機関にいきなり行けば絶対に営業されますからお気をつけ下さい。
一般社団法人 神奈川県ファイナンシャル・プランナーズ連合会 所属のFPなら営業はされませんので、ポイントですよ。