FPに相談するときの相談料
よくファイナンシャルプランナー(以下FPという。)は保険の営業する人とは思っていませんか?
それは全くの誤解です。
保険会社や保険代理店の営業マンがFPの資格を持っていたとしても、FP業務を行っていなければただの営業マンです。
大企業の経理部に税理士がいたとして、その方は確定申告や税務調査に立ち会ってくれる人でしょうか?その会社ではそうでも一般の方にはあまり関係ありませんよね。FPも同じです。
ある保険会社のCMで「私たちの会社では○○人FP資格を保有してます。」などと謳っている保険会社がありましたが、それも私たちの仲間のFPではいい迷惑なんだよねと言った風潮です。
ではどのように見極めればいいのでしょうか。
◎営業かどうかを見極めるコツ。
1,FPの相談と言っておきながらライフプランの提案書を1度も作成しない。
これは本末転倒です。FPは提案書を作るのが仕事です。そして必要に応じてその専門家に繋ぐのです から、最初から「保険の専門FP」とか「不動産専門のFP」だとか言っている人はかなりの確立で営業マン です。
2,FPの相談としてライフプランを語ってくれるのはいいのですが、話しを勧めていくとそのまま保険や金 融商品に加入させる話しになる。
これもよくある話しです。特に保険代理店や金融機関に多い。
通常、金融庁からの指導で、FP業などと保険代理店業などとを同時に行う場合は、日時を別にする か、場所を別にするなどFP業務と保険代理店業務を分離しなければならないことになっております。
これを同時に行い契約させるのは、ただの保険の営業行為などとなってしまいます。だからこんな状況で はFPへの相談なんてウソなのです。(但し、相談者から望めば別です。)
3,FPへの相談について、どのようなシステムかを伺うと、「そんなシステムはない。」だとか「無料が当 たり前です。」とか全くFPについて知らない。又は教えてくれない。
このケースも非常に多いのですが、やはり金融機関のFPに多い現状です。
私も金融機関経験ありますので分かるのですが、まあFPを知らない人が10人中9人だと言っても過言で はありません。
だから無料での相談を依頼する場合は、相当気をつけなければいけないことがご理解戴けると思います。
冒頭でもお話し致しましたが、これは日本FP協会がしっかりしていないのが原因なのですが、これについても早急に動く見込はありません。よってご相談者による見識が問われるのです。
皆さんも十分にお気をつけ下さい。