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補聴器はどこで買うか・・熟慮が必要です!

一寸木国博

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テーマ:補聴器の選び方

松本TV高度難聴

本日当店に相談に来られた方の聴力図です。

赤い線で示された右耳の聴力は「高度難聴」レベルであり、
それなりに高出力の補聴器でないとカバーできない聴力です。

この方は1年前に「電気店」で両耳に補聴器を購入しました。
その価格、なんと60万円!!

いや役に立っていれば60万円でも問題ないんです。
補聴器は高機能化してきていますから、その程度の価格のものは珍しくありません。

問題は、役に立っていなかったということ。

60万円も出したのに、この方はもっと以前に購入した古い補聴器をつけていました。

「せっかく買ったのに購入当初から何にも役に立っていない」

「購入後に何度も調整してもらったが全く改善しない」

このような訴えで、当店に相談に来られました。

結論から申しますと、購入した補聴器はパワー不足でした。
高度難聴であるにも関わらず、軽度~中等度難聴向けの補聴器だったので、
どれだけ頑張って調整しても、そもそも出力不足。

原付スクーターで荒れ地の急な傾斜を登りますか?
そのような用途には、それなりの車種を選びますよね。

最初の選択が間違っているのですが、この方の責任ではありません。
販売した側があまりに低レベルだったことに起因します。

さらには、この方の補聴器の耳栓はいわゆる汎用のラバー耳栓。
誰でも使える、イヤホンなどで使われる耳栓でした。

高度難聴では高出力が要求されるので、耳栓は特注のイヤモールドを作成しないと、
音声がしっかり伝わりません。

イヤモールド

このような、各個人の耳型に合わせたものを使う必要があります。
それすらも説明がなかった様子。

「補聴器は高いのに役に立たない」
このように噂されることがよくあります。

このような稚拙な販売店が、この噂の元凶であり、
しっかり調整された、適切な補聴器はきっとあなたの役に立ちます。

補聴器購入時は、その入り口を間違えないよう気をつけて!

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一寸木国博
専門家

一寸木国博(補聴器技能者)

補聴器プラザ小田原

国内販売店の約1割しかない認定補聴器専門店として、「聞こえ」でお困りの方々から信頼を寄せられています。20年のキャリアを生かして、確かなアドバイスと医療機関との連携が取れたサービスもご提供します。

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