聴力測定は何種類のものを実施しましたか?
先日、某有名ロック系ミュージシャンのライブに行ってきました。
会場は、さいたまスーパーアリーナ。
ロック系のライブ会場としてよく使われています。
ライブハウスのような小さい会場でPAスピーカーに近かったりすると
特に高音域がキツ過ぎると感じることがありますが、
スーパーアリーナレベルの会場になると、そこまでキツい感じはないですね。
しかし、油断してはならない。
上の画像はiphoneの騒音計アプリで測定した画面。
きちんとした騒音計と比べたら多少の誤差はあるかと思いますが、充分参考値にはなります。
平均で64dBAとなっています。
大したことないのでは?・・・と思いますよね。
いま当店の外で道路工事をしていますが、
特別大きな機械を動かしていないときの騒音がこのくらい。
結構うるさいと感じますよ。
これは実はライブ開始前の会場の騒音。
数万人のガヤガヤ声でこのレベルです。
ではライブが始まったら・・・・?
97dB、ときに100dBを余裕で超えます。
さらに画像左上に、「クリップが検出されました」とありますね。
iphoneのマイクの入力限界を超える部分もあった、という事になります。
この状態でライブは約3時間続きました。
ここで、WHO(世界保健機構)が公表している1日の騒音許容時間を見てみましょう。
100dB・・・15分
95dB・・・47分
これを超える時間、該当する騒音を聞き続けると
難聴を引き起こすリスクが非常に高いということです。
ライブに参加したら余裕で超えますね。
それだけの大音響に身を置いたら、翌日1日は静かに過ごして耳を休ませないとダメです。
2日や3日連続とか、休まる暇もなく騒音に曝され続けていると、
難聴は気付かない内に進行していきますよ。
ライブ会場には子供連れも見かけました。
子供の耳は、もっと繊細。
親の責任として、聴力を守る措置をするべきですよ!
ちなみに私は音楽鑑賞用のイヤプラグを装着していました。
ライブなのに耳栓!・・と思うかもしれませんが、
充分に演奏を楽しむことが出来ます。
必要以上に大音量に曝されることなく、演奏を楽しめ、
ちゃんと隣の人と会話もできます。
ロック好きな方は、そのような専用耳栓を是非試してみて下さい。