退職金を上手に受け取る方法とは?課税の違いや選び方を解説
現在日本は低金利時代を迎えています。銀行に預けていても定期金利で0.02%しか増えません。そんな中、年利15%の商品があることをご存じでしょうか?それが百貨店の積み立て商品である百貨店友の会です。ではこの商品は本当にお得なのでしょうか?
友の会とはどういった商品?
そもそも友の会とはどういった商品なのでしょうか?百貨店やプランによって多少違いはありますが、一般的には毎月1万円積み立てをしていきます。1年間積み立てをすると1万円多く13万円分の商品券をもらうことができるという仕組みになっています。この商品の年利を計算してみます。単純に12万円払って1万円を手に入れているので
1万円÷12万円≒8.3% と計算している人もいますがこれは正確ではありません。実際には毎月1万円積み立てているので最初の1万円は12か月運用していますが次の月の1万円は11か月しか運用していませんし、最後の月の1万円は1か月しか運用していません。これを複利計算すると、年間利回りで約15.8%となります。注意点としてはあくまでも百貨店の商品ではないため金融商品ではないこと、現金ではなく商品券やポイントで還元されることなどがあります。また、その商品券やポイントは積み立てた系列の百貨店でしか使えないため注意が必要です。
友の会のメリット
友の会にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
メリット① 高利回り
メリットとしては何といっても高い利回りがあります。現在の経済状況で投資信託などの投資や資産運用で15%増やそうと思うとそれなりのリスクを取らないと増やせませんし、経済状況や運用状況を細かくチェックして最適なポジションを取り続ける必要があります。ただ、この商品でしたら百貨店の倒産リスクなどはあるもののほぼ確実に15%の利回りを取ることができます。
メリット② 非課税
通常ですと投資などで得た利益には20%の税金がかかります。しかし、こちらの友の会の商品は非課税なので、まるまる自分の手元に残ります。この税金部分も含めて運用で同じだけ手元に残そうと思うと、年利20%ほどで運用する必要が出てきます。
メリット③ 割引券やセール情報
友の会に入会すると随時お得なセール情報や割引券が届きます。こちらは積み立てとは別についてくる特典になりますので、うまく使うことでさらにメリットを得ることができるかと思います。
続きを見てみる → 友の会のデメリット