お金の不安は“理解していない部分”のサイン——だから不安は悪くない (継ぐ人のための、数字と向き合う経営ノート:第10回)

平岡誠司

平岡誠司

テーマ:経営のモヤモヤをワクワクに(しごと編)

はじめに

家族経営を継ぐ後継者のために、日繰り・在庫管理・数字の見える化を軸に、
“現場と数字をつなぐ経営”をやさしくお届けします。

不安は“悪いもの”ではなく、理解の入口

後継者は、お金に対して不安を抱えやすいものです。

でも、不安は
“能力不足”を示すものではありません。

理解していない部分がまだある、
ただそれだけ。

不安は、
あなたが経営に真剣に向き合っている証拠でもあります。

freee・日繰り・在庫——不安を小さくする3つの視点

  • freeeを自分で触ってみる(全体像をつかむ)
  • 日繰りを見る(お金の動きを感じる)
  • 在庫を知る(現場の負担とムダを理解する)


この三つを重ねていくと、
数字が少しずつ“自分の言葉”になっていきます。

税理士に聞いてもいいし、
分からないままでも始めていい。
理解は、行動しながら深まっていくものです。

後継者の方へ

いま、あなたがいちばん不安に感じている“お金の動き”はどこですか?


  • 入金のタイミングが読めない
  • 支払いの山が怖い
  • 仕入と売上の差が不安
  • 現金残高の減り方が気になる


まずは、
不安に感じているお金の動きを3つだけ書き出してみてください。

書き出すだけで、
不安の正体が少し見えるようになり、
気持ちの負担が軽くなります。

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Mybestpro Members

平岡誠司
専門家

平岡誠司(小規模事業者向け経営支援家)

株式会社平岡商店

経営者の実践経験を活かし、経理の見える化・日繰り・在庫管理を軸に、家族経営の経営管理の仕組みづくりを実行支援します。現場の気づきを経営判断につなげ、“らしさ”をいかした経営を一緒に育てていきます。

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