手書き?色分け?未経験者でも大丈夫。あなたに合った日繰り表の“かたち”(家族経営の経理コーチング⑩)
「どんぶり勘定」は本当にダメなのか?
「どんぶり勘定」と聞いて、眉をひそめる人は少なくないです。数字に弱い、管理が甘い、そんな印象がつきまとう。でも、現場で経営者と向き合ってきた私の実感は少し違うものです。
どんぶり勘定とは、実は“感覚の知恵”です。売上の手触り、仕入れの重み、現金の減り方——それらを肌で感じているからこそ、帳簿がなくても経営が回っていたんですね。数字に頼らずとも、現場の空気を読む力があったのです。
感覚だけでは乗り切れない時代へ
ただし、それは「感覚だけで走れる時代」の話です。取引が複雑になり、資金繰りがシビアになると、感覚だけでは限界がきます。売上の波が読めない、支出のタイミングがずれる、キャッシュが足りない——そんなとき、感覚は頼りにならなくなるのです。
そこで登場するのが、freeeのようなクラウド会計です。数字を“見える化”することで、感覚を補強し、経営のセンサーとして再起動させます。感覚と数字が手を組めば、経営はもっとしなやかになるものです。
「数字は苦手」でも、見える化で判断力が戻る
たとえば、ある家族経営の飲食店。ご主人は「数字は苦手」と言いながらも、毎日の売上と仕入れを頭の中で把握していました。ところが、コロナ禍で売上が激減し、感覚が狂い始めた。仕入れのタイミングがズレ、現金が足りなくなる日が増えてきたのです。
そこで導入したのがfreeeの残高推移と日繰り表。毎日の現金の動きを見える化することで、「あ、今月は仕入れを抑えないと危ない」と判断できるようになりました。数字が“もうひとつの目”となり、感覚が再び機能し始めたのです。
感覚と数字は対立しない——むしろ補い合う
数字は冷たいものではないのです。むしろ、感覚を裏付ける“もうひとつの目”。どんぶり勘定を否定するのではなく、それを数字で補強する。そうすれば、経営はもっとしなやかになります。
感覚は現場の声を拾い、数字はその声を整理する。両者が補い合えば、経営判断はより確かになる。freeeのようなツールは、感覚を否定するためのものではなく、感覚を活かすための“翻訳機”なのです。
「どんぶり勘定でお金の管理に困っている」
「自分のお金と会社のお金がごちゃごちゃしている」
そんな悩みを抱えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
信頼につながる日繰り表の活用事例やテンプレートをご希望の方は、ぜひご相談ください
日繰り表のテンプレートはこちらから
日繰り表で経理の見直しをされたお客様の声
家族経営の経理無料相談お申し込みはこちらから



