“ひとり経理”から“家族経理”へ。日繰り表を共有する意味(家族経営の経理コーチング⑪)
「社長がいないと何も決まらない」——そんな会社は、いわば“監督だけが動いている野球部”。選手(社員)が自分で考え、動ける状態になってはじめて、チームは強くなります。経営も同じです。自律的に動ける組織こそが、持続的に成長できる会社です。
平岡商店では、freeeを活用して「経営の自律性」を育てる支援を行っています。freeeは、単なる会計ソフトではなく、現金・請求書・カード・販売管理ソフトなどを一元管理できる“経営のスコアシステム”。仕訳はスコアブック、月次試算表はスコアボード。経理担当は“スコアラー”として、記録と分析を通じてチームの判断力を支えます。
freeeを日常的に使うことで、社員は数字の意味を理解し、現場で判断できるようになります。「この支出は利益率に影響する」「この売上は来月の資金繰りに直結する」——そんな会話が自然に生まれ、社長がいなくても経営が動く状態が育まれます。
さらに、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応も、社員の“経営理解”を深めるきっかけになります。制度対応を“義務”ではなく“戦術”として捉えることで、チーム全体の守備力が上がります。
freeeは、経営者だけでなく、社員も“スコアラー”として育てるツール。記録を共有し、言語を揃え、判断を分かち合うことで、会社は自律的に動き出します。経営は、社長の頭の中だけで動かすものではなく、チームで回すもの。freeeは、その“自律の土台”をつくる道具です。
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