こんなありがたいご縁に出会えるなんて――紫苑さんが拙書をご紹介くださいました

杖をついてご相談に来られたシニアのA女子。
「膝が痛くて杖がないと歩けないから、
家の中でモノを取るのにも一苦労なのよ。
なんかいい方法ない?」
と、切実なお悩みを話して下さいました。
お伝えしたのは、いつも大切にしている基本の見直し。
・よく使うモノの収納位置を見直す
・使用頻度の高いモノは“腰骨〜目線”の間へ
・床には極力モノを置かない
・しゃがまない、背伸びしない動線つくり
「早速やってみるわ!」と、前向きな笑顔で帰られました。
その後は、ちょっとしたお悩みや、口からでる軽口、
つい笑ってしまう失敗談など、
ひとしきり楽しくお喋りして帰っていかれたのですが――
A女子が帰られて2時間ほど経った頃、
玄関に“見慣れないモノ”を発見。
そう、杖。
まさかの 置き忘れ ……!
しかも、ご本人から「忘れちゃった!」の連絡もなし。
あの膝の痛みは、どこへ???
思わずクスッとなりながら、
「病は気からって本当なのかもしれない」
なんて思いました。
きっと、気持ちが“痛み”よりも、
“話すこと” “前向きに整えること”に向いたのだと思います。
住まいを整えることは、
身体だけでなく「心」をも軽くしてくれるもの。
A女子にとって、
今日の時間が“前へ進むきっかけ”になっていたら嬉しいなと、
玄関に立ちながら思ったのでした。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living</span></div>
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