どうする?仏壇・神棚

弘瀨美加

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テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納



お子さんの近くに住まいを移す、
施設に入るなどの理由で、
今の家から引越すことになった場合、
処分やコンパクトにする必要があるけれど、
神聖なものとして大切にしてきただけに
雑に扱うことは避けたいのだけれど、
「どうしたらいいのか分からない」と
その扱いに困られることが多いです。

必ず守る必要があるということではありませんが、
仏壇と神棚の引越しや処分には作法があります。

まずは、
■仏壇
・家族が属する菩提寺に相談する。
 ※菩提寺がない場合は、近隣の同宗派のお寺に相談する。
■神棚
・御神札を受けた氏神神社や崇敬神社に相談する。

その次に引越しの場合
■仏壇
・引越し前と引越し後の2回の法要を行う。
 ※多くの宗派では魂抜き・魂入れ、浄土真宗では遷仏法要・入仏法要
■神棚
・特別な儀式などはありませんが、神様へ引越しを報告する。
 ※注意※
   引越先での氏神様にあたる神社が変更となる場合は、
   今まで祀っていたお神札は神社へ納めて、
新しい氏神様のお神札を祀るのがマナーとなっている。

処分する場合は、
■仏壇
・「閉眼供養」を行い、菩提寺や仏壇・仏具店、
 リサイクルや処分業者に依頼するか、
 自治体で決められた廃棄物として処分する。
■神棚
・神社に相談して神社へ持ち込むか、
 神具店や仏具店に引き取ってもらう。
 または、リサイクルや処分業者に依頼する、
 自治体で決められた廃棄物として処分する。

最近では、供養引き取りサービスを行っている、
神具店や仏具店、処分業者などもあるので、
お住まいの近くて探してみられるのも良いかと思います。

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

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