287,450円の行方
お子さんの近くに住まいを移す、
施設に入るなどの理由で、
今の家から引越すことになった場合、
処分やコンパクトにする必要があるけれど、
神聖なものとして大切にしてきただけに
雑に扱うことは避けたいのだけれど、
「どうしたらいいのか分からない」と
その扱いに困られることが多いです。
必ず守る必要があるということではありませんが、
仏壇と神棚の引越しや処分には作法があります。
まずは、
■仏壇
・家族が属する菩提寺に相談する。
※菩提寺がない場合は、近隣の同宗派のお寺に相談する。
■神棚
・御神札を受けた氏神神社や崇敬神社に相談する。
その次に引越しの場合
■仏壇
・引越し前と引越し後の2回の法要を行う。
※多くの宗派では魂抜き・魂入れ、浄土真宗では遷仏法要・入仏法要
■神棚
・特別な儀式などはありませんが、神様へ引越しを報告する。
※注意※
引越先での氏神様にあたる神社が変更となる場合は、
今まで祀っていたお神札は神社へ納めて、
新しい氏神様のお神札を祀るのがマナーとなっている。
処分する場合は、
■仏壇
・「閉眼供養」を行い、菩提寺や仏壇・仏具店、
リサイクルや処分業者に依頼するか、
自治体で決められた廃棄物として処分する。
■神棚
・神社に相談して神社へ持ち込むか、
神具店や仏具店に引き取ってもらう。
または、リサイクルや処分業者に依頼する、
自治体で決められた廃棄物として処分する。
最近では、供養引き取りサービスを行っている、
神具店や仏具店、処分業者などもあるので、
お住まいの近くて探してみられるのも良いかと思います。