「リサイクル通信」に取材記事掲載(出版:リフォーム産業新聞社)
連れ合いさんの排泄の失敗が多くなって、
専用のバケツを作って、
庭先でしゃがんで洗濯をしているAさん。
しかし、Aさんは、腰と膝が悪く、
痛みを堪えてなので大変な作業。
Aさんのお宅で、
しゃがまずに楽な姿勢で洗濯が出来るのは、
キッチンと洗面だけ。
しかし、流石にキッチンではどうかと思うので、
「洗面化粧台で椅子に座ってお洗濯されてみては?」
と提案してみたのだけれど、
Aさんは、顔を洗う所で汚れものを洗うのに抵抗があって
どうしても、それはしたくないそう。まぁ、それもそうですよね・・・。
あまり心地の良いものではありません。
なので、せめて、椅子に腰かけて、
バケツも姿勢が楽になる高さの台などに置いて、
洗濯をするように、現状で直ぐにできるアドバイスをしたら、
腰と膝の痛みが少し楽になられたようです。
一般の家庭にも
スロップシンク(汚れ物にも対応できる流し)が
設置されているとよいのですが、
あまり設置されていないので、
たまになら良いですが、Aさんのように、
ほぼ毎日のような状況になると、
抵抗なく洗う場所もなくて、心身の負担も大きいです。
しかし、介護が必要になってから設置するにしても、
その費用の負担も大きいこともありますが、
家の中に設置する場所がないのが現実ではないでしょうか。
まだ、なんとか、今の状況で洗濯ができているAさんも
いつまで続けられるかもわかりません。
今だけをみるんではなくて、
ご自分の身体の状況の少し先を想像して、
負担を軽減する対策を考えて実行して欲しいです。