急がないで
リロケーションダメージとは
住み慣れた場所から馴染みの無い場所に転居などをして、
環境が変わることによって精神的なストレスが起きて、
心身に弊害を与えてしまうことです。
年齢に関わらず起こり得るものなのですが、
特に高齢者の方が施設に入所したり、
子供の家に引き取られたりなどした時に症状が出やすく、
不安や混乱から心身の状態を悪化させてしまうケースが多いようです。
環境が急に変わるとダメージが大きくなってしまうので、
できるだけ徐々に環境を変化させ
新しい環境に慣れる時間を作ってあげること、
自分が使い慣れているものを持っていくなどして
自宅にいた時と似たような部屋の環境や生活習慣にすることで、
安心・リラックスをすることができるので、
リロケーションダメージの予防として効果的です。
また、生活のサイクルがこれまでと違ったり、
顔見知りがほぼいないことで自分の居場所を見つけにくくなり、
それがストレスとなってしまうことが多くあるので、
自分だけの場所、落ち着ける場所を作ってあげることが大切です。
自分の部屋などがあることで、
自分の場所で落ち着いて過ごすことができることも多くあります。
また、自由になじみの方たちとできるだけ会える環境を整え、
人とのつながりを継続できることも大切です。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living