設置時には思いつきにくいこと

弘瀨美加

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テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納



年を重ねて、足腰だけでなく、腕の力、手の力(握力)、
視力などの低下を感じられると、
補助を必要としない、自立した生活ために
移動・歩行の手助けや転倒と転落防止のために
手すりの設置を行うことが多いですよね。
その手すりを設置する際に思い付きにくいのが、
運搬経路が確保できているかということなのです。
例えば、自分の居室から、トイレ、浴室、リビングや玄関に
移動するために通る廊下や階段は、
ご本人の導線に沿って手すりを設置する必要があります。

一般的な住宅の廊下の幅は、約75~80cmとなっています。
ここに手すりを設置する場合、
ほとんどのお宅では補強用下地板が必要で、
手すりの出幅は約10cmとなり、
その分、廊下の手すりのある部分の幅は狭くなります。
なので、手すり設置前には運搬ができたけれど、
設置後は大型の家電や家具が運搬できなくなった
というようなことが起こります。
運搬経路となる階段や廊下に手すりを取付ける際は、
事前に大型家電や家具の大きさも把握しておくことや、
補強用下地板やブラケットを使って、
手すりの出幅を最小限に抑えるといったことも、
頭に置いておいた方が良いです。



シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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