ちょっと思ったこと

弘瀨美加

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テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納



友人に誘われて、
住宅設備メーカーのショールームへ。
最新の機能を備えた商品は、
デザイン性も高いし、
どれもこれも欲しくなりますね。
キッチンの展示ブースには、
60代後半くらいのご夫婦が、
何組かいらして、
熱心に商品を見ていた。
その、ほぼ全員が、
「沢山収納できる方が良い」と、
キッチン本体の収納だけでなく、
吊戸棚も扉を開けたり閉めたりして
念入りにチェックをしていた。

それを見て思った。
今のキッチンの吊戸棚の
中に入っているものを
きっちり把握をされていて、
それらを頻繁に出し入れされているのだろか?
と・・・、失礼ながら、ちょっと思った。

お片付けをさせていただいた、
多くのお客様の吊戸棚の中には、
モノはギッシリ詰まっているけれど、
どれもが年代物で、
ほとんどが使ってる様子はないものばかり。
このことから想像すると、
古い吊戸棚から、新しい吊戸棚へ、
必要としないものが移されるだけになる。
実際に楽に手が届かない位置の収納は、
使う度に脚立などを使わないといけなし不便。
なので、段々と開け閉めもしなくなる。

高いお金を支払うのなら、
高いところの空間が勿体ない、
床に置くとキッチンが狭くなる
と思われるかもしれないが、
いずれ使わなくなるものを買うより、
これから更に年を重ねた時のことも考慮して、
昇降式の吊戸棚にするか、
自分自身が楽に出し入れが出来る位置に
モノが収納できるキャビネットか、
オープンな棚の方が実用的。
だと・・・経験上、私は思う。
価値観の違いもあるけれど、
キッチンリフォームの際は、
ちょこっと、こんなことも、
頭に置いて検討されてみては?


シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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