NHK 「ステラnet」に掲載されました
最近、シニアな方々の多く聞く不満は、
銀行などの手数料の値上げのこと。
これまでコツコツと貯めていた小銭を
まとめて銀行などに預けに行くと、
預ける金額より多く手数料を支払う
ということも少なくないようで、
チリも積もれば、
それで、楽しみのひとつも増えるかと、
貯めてきたお金が、
逆に出費を増やすことになるなんて・・・と
自分が貯めたお金なのに
なんで、預けるのにお金がいるの???
と不満が口から出る。
勿論、事前にお知らせはあった。
手数料がかかるのね
くらいは知っていても、
その詳細まで知っている方は少ない。
高齢の方がよく利用されている
ゆうちょ銀行の場合は、
窓口では50枚までは無料ですが、
51枚から100枚までは550円。
101枚から500枚までは825円。
501枚から1000枚までは1100円で、
これより多い場合は、
500枚増えるごとに550円加算される。
また、ATMの場合は1枚から手数料がかかる。
1円玉貯金をしていて、
手数料をかけないようにするには、
毎日、50枚ずつ預入していかないといけない。
そんなことは、時間があっても大変。
※硬貨を預ける前にこちら → ゆうちょ銀行 硬貨取扱料金の料金シミュレーション
毎日の買い物に行くとき、
重いのに持って歩いて使ってはいても、
一度に大量の硬貨を出すのも気がひけるらしく、
小銭を持て余している感ありなのだ。
それに、硬貨で支払うときは、
1種類につき20枚までと法律で定められていて、
20枚を超える硬貨が使用された場合、
店は受け取りを拒否することができるし・・・。
実際に高齢の方が
ジップロックに1円玉をぎっしり詰めて、
それで代金を支払いをしようとした方が、
お店側に断れているのを見たこともある。
何か良い方法はない?と相談されても、
私も、これといった策はなく、
なるべくセルフレジで小銭を使う
くらいしか思い浮かばないのだけれど、
高齢の方は、セルフレジが苦手だし、
これも良い方法とはいえない。
高齢の方でも良く持っている
交通系ICカードにチャージするのも
駅の自販機では、1円と5円は出来ないし・・・。
良い方法がないものですかね?
折角、コツコツと貯めたのに
貯めた小銭を損をしないように
無駄なく使いきるといった
変な使命感みたいなのを持たされて、
手間と時間と労力をかけて
コツコツと使うなんてナンセンス。
高齢者の気持ちに負担がかかるだけ。
なんとも世知辛い世の中になったものだ。
貯金箱を見たり振ったりして、
いっぱいになった時のことを考えて、
ワクワクしていた頃が懐かしい。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living