オープン収納がいいんじゃない?
長いお付き合いのお客様から、
身体に変化が出たのでお部屋を見に来て欲しいと
ご依頼をいただき、先日、行ってきました。
コロナの影響で、
ここ2年は1年に1度というサイクル。
今回も1年ぶりでした。
その間に確かに
お身体に変化が出てらして、
1年前には出来ていたことも
現在は出来なくなっていることもありました。
特に低い位置でのモノの出し入れは、
無理してすると転倒をして起き上がるのに
随分と時間がかかる状態だったので、
片付けることが出来ない洋服が
床に山積みになっていました。
普段着を入れている引出しの位置を見直して、
転倒しないようにベッドのフッドボードにもたれた状態で
楽に出し入れができる位置に配置換えをし、
1年の間に増えた福祉道具や衛生用品を
それらを使う場所に使い易く、
移動の邪魔にならない位置に配置など
今のお身体の状態で、少しでも楽に
身の回りのことができるように整え直しました。
「ぱっと私を見て、
出来なくなったことが分かって、
不便に感じていることを
ささっと整え直してくれて、ありがとう。」
と言って、なんどもなんども
もう出来なくなったと思っていたことが、
「こんな風にしたら、まだ、できるね。」と、
嬉しそうに引出しを開けたり閉めたりされていました。
でも、ご病気の進行につれ、
出来なくなっていくことが
これからも増えていくことが予想されます。
「できるだけ、自分のことは自分でしたい」
というお客様のお気持ちに寄り添って、
これからも、お役に立てるよう努めたいと思っています。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living