ギャップ・シニア

弘瀨美加

弘瀨美加

テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納



ギャップシニアとは、
2014年に日本総研が提唱した
元気高齢者と要介護高齢者の間の状態の高齢者であって、
「できること」と「やりたいこと」との間に
ギャップが生じていながら、
そのギャップに気づいていない高齢者のこと。
要介護というわけではないけれど、
日常生活のなかで諦めや我慢が積み重なっているが、
「どうやったらできるようになるか」
と考えたり工夫したりするのではなく、
「年だから仕方がない」と諦め、我慢することによって、
この隔たりを解消しようとするのがギャップシニアの特徴で、
みずから自分の気持ちを抑制してしまうと、
さらに「できること」が減ってきて、
生活が不活発になり、徐々に要介護状態に近づいてしまう。
また、情報収集意欲が低いため、情報が集まりにくい。
日本総研HPより 

仕事でお客様と接していると、
『ギャップ・シニア』に当てはまる方も多い。
年を重ねることにより心身の変化を感じてはいるが、
多少の不便や不安を感じても、
今のところは何とかなっていると
あまり先のことは具体的に考えないようにしたり、
「家族に迷惑をかけたくない」
「自分が我慢していれば」と
日本人の奥ゆかしさというものなのか、
謙虚?美徳???
上手い言葉がみつからないが、
それを解決するために新しいことはせず、
これまで通りのやり方で、
自身が感じている不安や不便などなど・・・に
諦めて蓋をしてしまっているように思える時もある。
なので、家族も変化に気づき難い。
だから、『介護は突然にやってくる』
なんて言葉を目にするのかなと思ったりする。
先の『介護』のことなんて誰しも考えたくはないが、
行き当たりばったりでは、その途端にパニックになる。
「こうしたら、まだ出来る」を探したり、
不安や不便に感じることを家族に打ち明けたりして、
『ギャップ』を埋めることも、
自立した生活、自分らしい暮らしを長く続けるには、
必要なことなのではないかなと思う。





シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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