アクシデントは突然に
片づけの作業に行かせていただくと
必ずといっていいほどお見掛けする、
取り合えず段ボールにモノを入れて、
一時的に保管のつもりが、
存在すら忘れられている段ボール収納。
これを片づけていると
虫よけスプレーをしていても刺されて大変。
段ボール収納は、
モノが増えるということだけでなく、
健康面でも影響のでる可能性があります。
通販を利用することが多くなった近年、
段ボールに商品が入って
送られてくることも多くなりましたよね。
特に目立つ汚れもなくキレイな状態なので、
何かの時に再利用しようと、
保管する方も多いのではないでしょうか。
けれど、荷物を運んでいる過程で、
ダニやゴキブリなどの害虫が、
段ボールに接触し卵を産み付けいて、
そのまま保管してしまうと、
家の中で繁殖してしまう可能性が高いのです。
湿気を吸いやすい性質で中は温かい段ボールは、
ダニの好きな環境となる条件が揃っているのです。
長期間、放置していると、カビやホコリが発生し、
餌も豊富なので、ダニにとっては天国のような環境。
また、ダニはゴキブリの餌でもあるので、
段ボールがゴキブリを呼び寄せることにもなりかねません。
そして、ダニやゴキブリを餌にしている蜘蛛も・・・
というように害虫の繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
なので、外から持ち込んだり、一度使った段ボールは、
保管せず、すぐに処分することをおススメします。
自宅で使用する場合は、
新品で購入したものにダニよけシートなどを敷いて、
ギュウギュウにモノをしれないようにして使い、
洋服や食品などを入れるのは避けましょう。
また、通気性のよい場所や除湿剤を置くなど、
湿気対策をして保管をして下さい。
ダニを駆除するにはまず死滅させなければなりません。
ダニは熱に弱く、60℃以上の熱であれば一瞬で死滅します。
熱を使うことができないもの、
部屋の隅々まで広い範囲をしっかり退治したい時などは、
バルサンやダニ捕獲シートなどの、
ダニ退治アイテムを使って駆除するとよいです。
駆除ができたらダニに刺される心配はなくなりますが、
最後に掃除機を使って、
餌やダニアレルギーを発症する元になる死骸やフンは、
しっかり吸い取ることを忘れずに行って下さい。
駆除するには、手間がかなりかかるので、
日頃からダニが繁殖しないようにしておくのが一番です。
梅雨のこの時期は、150倍に増えるとも言われています。
段ボールを使用して収納するよりも、
プラスチック製の収納ケースなど使うことが望ましいです。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living