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優雅な暮らしをされていると
外から見ているだけでは、
羨ましく思うようなお宅。
しかし、玄関のドアを開けると・・・
部屋だけでなく、
トイレやお風呂、キッチンといった
生活に必要な空間までも
モノに溢れて害虫もウジャウジャと。
既にゴミ屋敷化している。
『どうして、こうなっちゃんだろ?』と
依頼者であるお子さんは言った。
この家の住人である親御さんとは
面識もないのでよく分からないが
家の中に溢れているモノには、
何種類かの偏りがあることなどから考えられる原因は、
①認知症にみられる症状の一つである収集癖
②ためこみ症
ではないかなと推測される。
①の認知症にみられる症状の一つは、
・モノがあったことを忘れて集める
・勿体ないという思い
・不安解消のため
・何かの欲求の代償
などから症状が表れ、
②のためこみ症は、
遺伝的な要因が大きいとされ、
遺伝的なかかりやすさを持った人が、
心理的にショックな経験をすると、
発症リスクが高まるといわれている。
どちらも、
トイレやお風呂、キッチンといった
生活に必要な空間までもがモノに占領され
使えなくなっている状態になっていたら危険のサイン。
周囲の人や、介護・医療の専門家に相談し、
適切な対策や治療が必要。
収集癖の理由や解決方法は人それぞれのため、
『おかしいな』と思ったら、
よく観察し収集のパターンをつかんで、
家族が早い段階で対応を考えることも大切だと思う。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living