ご聴取ありがとうございました
「実家は、要らないモノで溢れている」
よく子世代の方々からお聞きする言葉。
実際、そうかもしれません。
しかし、その要らないモノに紛れて、
親御さんやご家族にとって
「捨てられない記憶(思い出)」が、
くっついているモノもあるのです。
これまでのお客様にも
今はもう入らない新婚旅行で着た服、
自分が一番輝いていた頃に履いていたハイヒール、
連れ合いさんが最後の時まで使っていた自作の湯飲み、
子供が幼い頃、肌身離さず持っていたブランケット、
初任給で買った今はボロボロの鞄、
戦争中に着ていた軍服、
お嫁に来るときに持ってきたナガモチ、
子供が幼稚園に持って行っていたキャラクターが描いてあるアルミのお弁当箱、
大切な人からプレゼントにもらった色褪せたハンカチ、
初めてかった口紅、
などなど・・・ を持ってらっしゃいました。
それを見ると親世代は、
タイムスリップしたかのように
その頃の記憶がパッと蘇って幸せな気持ちになったり、
子世代は、親の人生を知って共有することが出来たり。
要らないモノで溢れていると思っていた実家に
家族にとって捨てられない記憶、
親と子のこれまでの歴史が、
刻み込まれたモノもあるのです。
それは、他人からしたら、
ただのゴミに見えるモノかもしれません。
モノから捨てられない記憶を
自分たちの中に取り入れてから、
処分してみてはどうでしょう?
そうすれば、これまでよりもっと、
価値観の違う親世代の気持ちに
子世代が寄り添えるのではないかと思います。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living