それって、本当にやさしいの?

弘瀨美加

弘瀨美加

テーマ:高齢者の整理収納



6月に有志の方々と立ち上げたプロジェクトで、
ここ2カ月、セミナーはお休みし、
あれこれと、忙しく過ごしております。
プロジェクトの取組の中で、
沢山の方とお話をする機会もいただきました。

皆さんは、高齢者やシニアと聞いて、
イメージされるのは何歳くらいでしょう?
現在も、日本をはじめ、ほとんどの国が
「高齢者は65歳以上」と定義されています。
しかし、2016年の厚生労働省の調査では、
「あなたは、何歳から高齢者になると思うか」という質問に
「65歳以上」と答えた人は20.2%に対し、
「70歳以上」と答えた人が41.1%%と
意識は変わってきているという結果が出ています。
また、日本老年学会などによると、
現代の高齢者の知力や体力、健康状態は、
10~20年年前よりも5~10歳くらい若いといわれています。
けれど、なぜか、「若い者でやりますから」などと、
高齢の方を思ってのことでしょうけれど、
「高齢の方は出来なくなっていることが多いから」とかという、
先入観を持たれている方も多いように感じました。

自分が持つ高齢者に対する先入観で、
その人自身を知る事もなく、
負担をかけないようにという思いやりであっても、
出来ないと決めつけて、先回りしてやってしまうことが、
本当に高齢者にとってやさしいのでしょうか?
高齢になっても、何かをしたい、満たしたい、
これまでのような楽しい生活を維持したい
という思いはなくならないのではないでしょうか。

シニア世代の心身の変化に配慮した整理収納・comfy living
会社を定年してライフステージは変化しても、
社会人としては現役です。
「高齢だから」という先入観は取っ払って、
その人自身を視て、社会の現役として、
互いに向き合って接することが、
やさしさではないかなと思います。

シニア世代の心身の変化に配慮した整理収納・comfy living

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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