帰省でチェック
何度目かの『大切なモノの見直し』をされた
A様のご自身のご両親の遺品などを
手離すお手伝いさせていただきました。
ご自身で生前整理をされているだけあって、
シニア世代のお宅に多い、
床や階段、テーブルの上にもモノがなく
お家の中は安全でスッキリ。
今回、見直しをされて、
処分することを決められたモノで
買取り可能なものは、
必要とされている方に届くようにと
ビジネスパートナーに
買い取りと処分をしてもらいました。
今回、処分されたのは、
宝石、古銭、電化製品など。
今回は、その中の宝石のお話を。
宝石を買取りしてもらう際には、
鑑別書や保証書があれば必ず提示すると、
買取店が買い取ったあと、
業者や消費者に転売する際に売り易いので
高く買取してくれる可能性がありますが、
宝石にもデザインなど流行などがあるので、
その鑑別書や保証書に記載されている
購入した額面の10分の1くらいが、
ちょっと残念でがっかりですが、
買い取り価格の相場とされているようです。
また、真珠は、身近なものではありますが、
有機物であるため、ダイヤなどの石と違って
経年変化で痛みが出やすい、
ネックレスなどはK18やプラチナなどの
地金があまり使われていないことから、
なかなか高い買取価格をつけてもらうことは難しいです。
この様に宝石の見える価値は、
月日を重ねると下がってしまう事が多いですが、
亡くなられたご両親や連合い様のお気に入りだったり、
どのような場面で購入、または、贈られたモノなのかなど、
宝石の持ち主様の生前のことを良く思い出してみてみると、
目に見えない価値が上がることもあります。
売却してしまうと、手元には戻すことは難しいです。
時間と手間は、かかってしまいますが『大切なモノ』は、
A様のように持ち主様やご自身の思いを
大切にしたうえで仕分けをした後、
見直しを繰り返されて、
冷静に判断をされるのが宜しいかと思います。
そうするうちに
気持ちの整理もついて目に見えない価値も
ご自分の中で消化できていかれる方が多いです。
今回、A様は処分されたいのに
引き取っていただけなかったモノが1点。
それは、ウミガメの剥製。
ウミガメはワシントン条約に記載されてるので、
国際間での商取引が『禁止』されいるので、
国内に有る剥製は条約記載以前の物となりますが、
以前に入手した事を証明出来る物(領収書など)をもとに
個体登録を行ってからでないと売買が出来ません。
売買を考えてるならば、先ずは『個体登録』を済ませてからとなります。
剥製などの売却処分をお考えの方は、
国際希少種に登録されていないかなどの事前チェックが必要です。
※詳しくはコチラ → 一般財団法人 自然環境研究センター http://www.jwrc.or.jp/service/cites/index.htm
A様のように少しでも元気なうちから
環境の整理をされると心も整理されて、
ご自身のこれからの暮らしが、
より現実的にイメージできてくるので、
生活設計がしやすくなります。
これからの暮らしに本当に必要なものを
選び取る作業を はじめてみませんか!?
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