食事の環境は整ってますか?
認知症を患ってらっしゃる方の
行方不明対策の為に何がいいかと考えると
真っ先に思いつくのが、
GPS機能ではないでしょうか?
そのGPS機能を使うとしたら、
一番手軽なのが携帯電話と頭に浮かびませんか?
しかし、その携帯電話のGPS機能は、
いざという時に役に立たなかったことを
ある方がご自身の体験から教えて下さったので、
ここに書いておこうと思います。
認知症を患ってらっしゃるご家族が
出掛けて長時間、家に帰って来られなかった時に
いつも出かける時には持って出る携帯電話に
電話をしても出ない、
GPS機能で居場所を探しても分からなかったので、
携帯電話会社に電話をして、
探してもらえないかとお願いしたところ、
『紛失以外は、探す事はできない』と言われたのだそう。
(携帯電話を紛失した際、電源が入ってなくても、
GPS機能のある携帯なら、携帯電話会社は、だいたいの場所がわかるのだそう)
何事もなく無事にご自身で帰宅されたから良かったものの、
この電話会社の方も、マニュアル通りでなく、
事情が事情なんだから、
機転をきかすことが出来なかったのだろうか?と思いましたが、
個人情報などなど・・・あって、
それも難しいことなのでしょうかね・・・。
携帯電話のGPS機能では居場所を探せないとわかり、
人に捜索の協力してもらうにあたっては、
『しなくてよい心配を他の人に押し付けるのではないか』など
随分と思い悩まれたようですが、行動におこされ、
協力してくれた方の『お互い様』という言葉に救われたのだそうです。
携帯だけでなく、GPS機能をもった見守りグッズも沢山ありますが、
色んな事が重なると、その機能も役に立たないこともあるかもしれません。
やはり『人』、人の繋がりって大切ですね。
技術の進歩と同じくらい、
この方のご家族の捜索に協力された方々のように
『お互い様』と共に助け合える社会になっていくといいですね。
高齢者の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living