我儘だけど…自分の家がいい

弘瀨美加

弘瀨美加

テーマ:高齢者の整理収納



デイサービスに通われている
お客様から良く聞く言葉。
『自分の家がいい』
デイサービスに行っているのは、
自分が家に居る事で、
家族に負担をかけるから、
『少しの時間だけでも・・・。』
という思いからと言う方が多いです。



自分の家ではないので、
色んな方が居て、
自分の思いとは違う事をしたりで、
ストレスが溜まるとおっしゃいます。
例えば、
足が不自由な方がトイレに立った時、
席に帰って来た時に
椅子を引く作業が大変なので
立った状態のままで行くと
それを 後から後から
椅子を机の下にしまう人がいて困る。
来てから、ずっと、
『帰りたい』と言い続ける方がいて、
その人に話しかけられると、
毎回、同じ事を言わないといけない。
やりたくもない体操や歌を
時間つぶしのためにしなきゃいけい。
グループが出来ていて、
中には入れないので孤独。
などなど・・・
その方にとっては、
ストレスになる事があるようですが、
『我儘言ってはいけない』
『我慢している』のだそうです。



けれど、介護をされている方にも
自分の時間をもったりすることも必要。
私は、家の中を整えながら、
愚痴を聞く事しかできませんが、
それぞれの立場の方達が、
それぞれの場所で、
少しでも、介護する方、される方、
双方の負担が軽くなる様にと
一生懸命に出来る努力をされています。
でも、それが、
色んな縛りもあってなのか
うまく回ってないのが現実。
この様なお客様の愚痴を聞くと、
何か良い方法はないものかと、
自分の力不足も感じながら考えています。

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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