優先座席での一コマ

弘瀨美加

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テーマ:高齢者の整理収納



電車に乗っていた時の一コマ。
優先座席に座っていた若者が、
乗ってきたシニア男性に
『どうぞ。』と言ったら、
『私は、まだ、元気だからいいよ。』
と、シニア男性が答えましたが、
若者は、『どうぞ、どうぞ。』
と言って席を立ちました。
すると、一度は、やんわり断ったシニア男性が、
『ありがとう。ご好意、ありがたくいただきます。』
と言って、その席に座りました。
その後、そのシニア男性は、
一緒に乗ってきた同世代の女性に
『自分は、若いつもりでも、
若い世代の子達からしたら、高齢者なんだなぁ。』
と言って、照れくさそうにされていましたが、
その女性とのお喋りの最後には、
『けど、好意を持って、席を譲ってくれたのだから、
初めから、それを受けるべきだったね。
あの子に悪いことしたな。』
とおっしゃっていました。



ヴァル研究所が調査したところによると、
席を譲ろうとして断られた人は61.0%で、
これは前回より9%増加してるのだそうで、
優先席である、ないにかかわらず
席を譲る意識が低下していることと
関係があると推測されるとしています。

この電車の中での一コマから、
私も近い将来、
そんな場面に出くわす事もあるだろうから、
その時には、素直に受ける事にしようと思いました。
でないと、
『譲ろうとしたけど断られた。』って事が続くと、
『また、断られるかもしれなし、やめておこう。』
って事になりかねませんものね。
好意は、素直に受けるって気持ちも必要なのかも。

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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